うちの生徒会長は背が低いくせに態度と胸は大きいのである
ここは私立坂道学園
生徒の自主性を重んじる校風が売りの私立校だ。
〇〇:よし、いくか
俺の名前は筒井〇〇
この学校の副生徒会長を務めている高校2年生だ
この学校の生徒会は少し変わっていて
下級生から副生徒会長が選出されるのだ。
んで、選ばれたのが俺である
これから会長と生徒会室で業務を行うのだが…
ーーー
〇〇:お疲れ様です…
??:グー💤
〇〇:って、寝てるし…
??:グー💤
〇〇:起きてください!!
"与田生徒会長!!!"
祐希:ふぇ?!
生徒会長は俺の大声にそれまでふて寝していた身体を
ビクッと動かして起き上がった
〇〇:何堂々と寝てるんですか…
祐希:やぁ〇〇くん
いや〜ここの席の寝心地が良すぎて〜
〇〇:何呑気なこと言ってるんですか!
仕事溜まりに溜まってるんですからね!
祐希:そ、そんな怒らんでよ〜!
そう、この人がこの学校の生徒会長の与田祐希先輩
ご覧の通り、マイページでのんびり屋
おまけにすぐ寝る癖がある。
一体なぜこの人が生徒会長に選ばれたのか…
〇〇:なんで先輩が会長になれたのか
いまだに不思議でならないです
祐希:それはみんなが祐希が可愛いと
思って投票してくれたんだよ!
〇〇:ただ単にやりたい人が
他にいなかったって聞きましたが…
祐希:んなっ!
〇〇:うちの学校の生徒会は本当に忙しいですからね
こんなめんどくさいことは
あまりやりたがらないんですよみんな
祐希:そっか〜
なら、私はみんなからすごい人だって
思われてるんだね!
いや、その自信はどこから湧いてくるんだ…
〇〇:ってか、与田先輩
みんなになんて言われてるから知らないんですか?
祐希:え、知らない!
まさか…"美少女生徒会長?!"
〇〇:いえ、"チビ生徒会長"と
祐希:なんでよ!!!
今更ながら"チビ生徒会長"は悪口だよなと思う俺
〇〇:あとこんなんも言われてましたよ?
ごく一部の人ですが
祐希:な、なんだ?!
〇〇:言っていいんですか?
祐希:気になるから言ってくれ!
"巨乳生徒会長"
祐希:きょ、巨乳…
そう言って自分の胸を触る与田会長
〇〇:いや、ここで確認しないでください
祐希:やっぱり、大きいのか…
あれ、もしかして気にしてたのか?
〇〇:まあ…
一般的に比べたら大きい方じゃないんですか?
祐希:そうか…
あれ、落ち込んじゃったかな?
〇〇:あの、与田会…
祐希:ってことは!
私はこの学校の男子生徒にそういう目で
見られてるということなのか?!
与田会長の大きな声が生徒会室に響き渡る
〇〇:急に大声出さないでください!
祐希:待てよ?
逆にこれを武器にして他の生徒たちを
服従させたりするのもできるのでは?
〇〇:おーい、話聞いてます?
祐希:"この大きな胸が目に入らぬのか?!"
みたいな?
〇〇:水〇黄門かっ!
祐希:なるほどなるほど…
つまり祐希はみんなから注目されてるという事なのだ!
だから生徒会長の座にいることができるのだ
〇〇:どんだけ自意識過剰なんですか…
って、こんなことばっかやってないで仕事しますよ
祐希:ほ〜い
ようやく俺たちは仕事に取り掛かった。
主に書類をまとめたり、ハンコを押したりなど
いつもは書記や会計の子もいるんだけど
今日は別の仕事がある為、そっちに行ってもらっている
すると5分も経たないうちに
祐希:はぁ〜疲れた〜
〇〇:いや、早すぎません?
祐希:なんか肩も凝ってきたな〜
〇〇:ハンコ押してただけですよね?
1時間もやってたらわかりますけど5分ですよ5分
祐希:そうは言ってもね〜
チラ…チラ…
なぜか自分の胸と俺の顔を交互に見る与田会長
〇〇:何が言いたいんですか?
祐希:いや〜
これだけ大きなものを背負ってるとね〜
〇〇:かっこよく言わないでください…
今の感じだとただの言い訳にしか聞こえませんからね?
祐希:くっ…〇〇くんには私の攻撃が
通用しないのかっ…
〇〇:ほら、馬鹿なことやってないで
作業続けますよ
祐希:はぁ〜い…
この人とはもう半年近い付き合いなので
扱いにもなれている
まあ、最初の頃は本当に大変だったが…
そして、作業すること1時間…
祐希:お、終わった〜!
〇〇:とりあえず今日はこんなもんですね
祐希:いや〜今日は頑張ったね!
〇〇:って、俺がやってた作業も
本当は会長の仕事ですけどね
祐希:私にこの量は荷が重すぎるのだよ
キャパオーバーだ!
〇〇:はいはい…
コーヒーか何か飲まれます?
祐希:焼き芋が食べたい!
〇〇:あるわけ無いでしょ!!
祐希:えぇ〜ないの〜?
〇〇:逆にあったら怖いですよ
とりあえず、コーヒー淹れますね
祐希:あ、私砂糖入りで!
コーヒーを注いだ俺はグラスを会長の机の上に
持っていく。
〇〇:どうぞ
祐希:ありがと〜!
ゴクゴク…
出されるや否やすぐに飲み干す与田会長
祐希:ぷはっ、生き返る〜!
〇〇:それは良かったですね
祐希:しかしこのコーヒー美味しいね!
まさか豆から厳選したやつ?!
〇〇:いえ、市販のやつです
祐希:…
〇〇:いや聞いといて黙らないでください
一息ついた俺たちは後片付けをして帰宅
準備を始めた。
祐希:明日も仕事やらなきゃだ〜!
〇〇:また手伝いますから頑張りましょう
祐希:ありがとう〇〇くん!
任せると一生終わらない気がするので…
すると、与田会長が背伸びを始めた。
祐希:ん〜!
前へと突き出された胸により
ワイシャツを引き延ばされていた
すると、
ブチンッ!!
祐希:へ?
なんと、与田会長のワイシャツのボタンが
取れてしまった。
〇〇:だ、大丈夫ですか?!
って、あ…
ボタンを拾って渡そうとした時、
与田会長の下着が目に入ってしまった
祐希:ひゃっ!
慌てて胸を隠す与田会長
直後、俺を睨みつけてくる
祐希:見た?
〇〇:いえ…
祐希:もう一度聞く、見たか?
〇〇:み、見てません…
"白のブラ"なんて見てなんか…
祐希:ガッツリ見てるじゃ無いかっ!!
〇〇:わ、わざとじゃ無いですよ!
不可抗力です!!
祐希:〇〇くんの変態っっつ!!!!
バチンっ!!!
〇〇:痛った〜〜〜〜!!!!
与田会長のビンタが俺の頬に見事にヒットした。
その反動で地面に打ち付けられるまでの間に
ふと思ったんだ
一瞬だったが生で見た与田先輩の"アレ"は…
確かに大きかったと…
End…?