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#ネタバレ 映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」

「先生! 、、、好きになってもいいですか?」
2017年作品
清水が流れているがごとく
2020/5/4 5:42 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

TV放送されていましたので、録画して観ています。

まだ途中ですが、(失礼ながら)広瀬すずさん演じるヒロインの繊細な演技に驚きました。

学園ドラマにも色々あります。中にはおじさんたちにはどうも…という作品もありますが、この映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」は、ドキリとするタイトルとは違い、清水が流れているがごとくの作品のようです。

追記 ( 殴ってはいけません ) 
2020/5/7 9:56 by さくらんぼ

カミナリ親父に育てられた私には、昨今の友だち親子は(良し悪しは別にして、失礼ながら正直に申せば)生理的に無理なところがあります。

友だち親子が存在するなら、先生を自分と同格以下に見る生徒もいるようですね。先生にタメ口をきいたり、この映画のように一方的に暴言を吐いて、あげくの果てに殴ったり。

いかに生徒の言い分に理があったとしても、先生を自分と同格以下に見る生徒も(失礼ながら)生理的に私には無理です。

先生を殴ったあの男子生徒に何のお咎めもないのは如何なものでしょう。

毅然として退学や暴行(障害)罪も視野に入れて対処し、殴ったことの報いは受けせるべきだと思います。「その態度は社会では通用しない」と教えるのも教育です。

などと、感情のおもむくまま言ってみたくなる作品でした。

生徒には留飲の下がるストーリーだったのかもしれませんが。

追記Ⅱ ( 恋愛はプライバシー問題 ) 
2020/5/7 10:24 by さくらんぼ

恋愛において第三者が口出しするのは基本的に慎むべきだと思います。

若いころ、私の周囲には、私がつき合ってもいないのに、あるいはすでに振られているのに、「ひやかし」てくる第三者がいました。そんな人は尊敬できませんし、寂しさがつのって迷惑でした。

また、二人のことを第三者に告げてはなりません。それこそプライバシーの侵害です。それがために新たな恋愛に支障をきたしたとしたら、その責任はどうするのでしょう。

結局、「二人のことは、二人にしか分からない」。他人はそう思った方が良いと思います。

その点からも、男子生徒が先生を責めたのは非常識な行いだと思います。

ちなみに、先生と生徒の恋の行方、それは 「生徒が卒業するまで待ってもらう」みたいな解決になりました。「冷却期間を置いて、それでもまだお互い好きなら付き合おう」みたいな。

これは常識的な解決方法で、ニュートラルに感じます。

しかし、「しばらく待ってくれ」と言うのは、もっと積極的な選択です。

私なら「あまえてはいけない。初恋なんてそんなものです」と、忘れてもらう選択をするような気もしますが。

追記Ⅲ ( これは「和弓」の物語 ) 
2020/5/7 14:30 by さくらんぼ

では、表層から深層へ入ります。

この作品は、恋愛の体を取りながら、和弓について語っていたのかもしれません。

私はアーチェリーの経験しかありませんが、「弓矢は狙わなければ当たらないが、狙っただけでは当たらない。『狙えば当たる』は、素人と名人の言葉だ」と思います。

弓矢には、一本の矢を射るだけで、一冊の本が書けるほどの奥深さがあります。

①周囲(あるいは心身)からの様々な刺激により、無心が破られ、矢はまっすぐに飛ばなくなります。

②逆に言えば、周囲(あるいは心身)からの一つの刺激で、矢がまっすぐに飛ぶ可能性も否定できません。

①は映画の冒頭にあるヒロインが先生を見染めるシーンですね。ヒロインと先生は脇見をしたために視線が合ったのです。先生が隣のクラス担任だったり、ラブレターを入れる下駄箱を間違えたりもそうですね。

②は男子生徒が先生を殴った話ですね。暴力はいけませんが、脇から殴られたせいで、先生の心の矢は、まっすぐにヒロインへと向かって飛び出しました。

恋愛を成就することが的の真ん中に矢が当たることだとしたら、恋愛にまつわるさまざまな出来事は和弓の世界の材料だったのです。この映画にはそんなエピソードが散りばめられていました。

ちなみに、ヒロインは先生の手の大きさに惚れていましたが、大きな手とは、和弓における矢を引くための手袋のような「ゆがけ」の記号だったのかもしれません。

★★★☆

追記Ⅳ 2023.3.19 ( 「体罰」から「暴行障害」へ )

ちなみに今日の新聞に「体罰防止 研修進まず」という記事がありました。部活の外部指導者から生徒への体罰のことです。

不勉強な私には「体罰」と「暴行障害」の違いが良く分かりませんが、外部指導者であろうと、正規の学校の先生であろうと、いっそ、「体罰」と呼ぶのをやめて、「暴行障害はやめましょう」という話にした方が抑止効果は強いと、素人の私は思います。


( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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