#ネタバレ 映画「美しき仕事」
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
前半1/3ぐらい寝ていたのかもしれません。映画のせいではなく、近ごろ、いつもねむい私のせいです。
そのせいもあってか、ストーリーが良く分かりませんでした。先ほど、あらすじを読んでも「そうなの」と思ったぐらいですから。
私の記憶での感想を言えば、外人部隊が出て来るのに、戦闘シーンはありません。
もしかしたら、LGBTの話かもしれませんが、最近の作品のようなキワドサはありません。
のどかな、美しい自然の中で、外人部隊の(それは、それは美しい)若者たちと、(トミー・リー・ジョーンズさんを連想するようなお顔の)主人公・ガル―、そして、普通のおじさんぽい上官が交錯する、静かなお話でした。
ラストの(確かガル―の)ダンスが有名らしいです。
確かに、「おっ!」と思った事は確かです。
モスラが芋虫から成虫になったような。
いや、ゴジラがモスラの成虫になったみたいな。
追記 2024.6.30 ( 映画「アマデウス」 )
思いを巡らせていたら、ふと、①映画「アマデウス」を連想しました。あれは、同業者のサリエリがモーツァルトの才能に嫉妬するお話です。ある意味、神を加えての三角関係。
では、②映画「美しき仕事」はというと、サリエリ役が主人公・ガル―、モーツァルト役が新兵・サンタン、神の役が、上官・フォレスティエではないでしょうか。
ひそかに上官・フォレスティエに憧れるガル―は、新兵の若い美男子サンタンをライバル視し、蹴落とそうとしたのかもしれません。ガル―のお顔が(失礼ながら)ゴジラ的なのにも意味があるのでしょう。
お顔はゴジラ的なのに、ガル―の内面は繊細でアーティスティックであり、テーブルへの配膳や、ベッドメイキングなどには、強いこだわりを見せています。
ガル―には劣等感とアーティスティックな情熱が入り混じっていた。そのエネルギーは、若い美男子・サンタンに向けられたのでしょう。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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