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#ネタバレ 映画「さくらん」

「さくらん」
2007年作品
自分で自分はだませない
2008/1/3 9:19 by 未登録ユーザ さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

「花魁にはなりたくない」と言う少女、

「お前は花魁になんかなれない」と言う女。

すると「なってやる」と言い出す少女。

商売女の手練手管が映画の冒頭から描かれました。

でも手練手管の技は知らぬうちに相手から仕掛けられるから良く効くのであって、自分で自分に技を掛けようとしても、なかなか上手くいきません。

ネタバレしてるからですね。

擬似恋愛で客を遊ばせる花魁も、自分の恋の始末は出来ないのでした。

やはり技は優しい恋人から掛けてもらうのが良いのでしょう。

追記 ( 日本刀 ) 
2016/12/26 14:34 by さくらんぼ

「 わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。」

( 青空文庫 宮沢賢治『注文の多い料理店』序 より抜粋  )

その昔、仙人が食べていた「霞」も、ブレサリアン(不食の人)のエネルギー源や、私の毎日の間食も、みんな「気や日光」なのだと思います。

いつだったか春の日に食べた、富士山ふもとの公園の風は、怖いぐらいヒンヤリ澄みきって、まるで日本刀のようでした。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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