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#ネタバレ 映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」

「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」
2009年作品
人生は良く見て渡らなければならない
2010/11/11 17:39 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

ジョンは育ての母からメガネをかけるように再三言われていました。

ロックで生きようと思っていたジョンは、勉強をするわけでもないのにメガネなんていらないと思っていたことでしょう。

しかし、人生は良く見て渡らなければならないのです。

ロックのメンバーを集める時も、相手の音楽的才能を含めた人間性を見抜かなければいけません。

誰も正解は持ちあわせていません。

自分の眼力のみで勝負せざるをえないのです。

生みの母が横断中に交通事故に遭う話もそうですが、やがて、ジョン自身が自宅前で銃弾に倒れることも含めてが、この映画のテーマになっているのかもしれません。

★★★★

追記 ( 龍馬伝 ) 
2010/11/16 11:00 by さくらんぼ

>誰も正解は持ちあわせていません。自分の眼力のみで勝負せざるをえないのです。

産みの親はそれが下手だった様です。

でも育ての親は上手でした。

親は、そういう意味で配置された2つの記号なのでしょう。

テレビの「龍馬伝」をときどき観るのですが、何を信じたらよいのか、誰についていったらよいのか、激動の時代でなくとも、難しい判断を主人公のみならず、皆がしなければならない時があります。

さらにお殿様(社長)ともなれば、文字通り、相手をひと睨みしただけで、その人物のすべてを見抜く眼力をもっていないといけないようです。

そうでなければお城は(会社は)潰れてしまいかねません。

それはバンド・マンでも同じで、お金を沢山稼ぐようになれば、その金を求めていろいろな人が群がってきます。

中にはお金を騙し取ろうと画策する人もいるでしょう。

信じて雇ったマネージャーにお金を盗まれたというのは、まれですが、聞く話です。

最近、百年に一度と言われる金融ショックがありました。

あの直後は、世界大恐慌が起こるかもしれないと、世界中の人たちは戦々恐々としていました。世界はまさに未体験ゾーンに突入しようとしていたのです。

この嵐で何が起こるのか、いち早く見抜いて手当てをしたものだけが、次世代の成功者になれるのかもれません。

金融ショックを、多くの人が文字通り「金融問題」としてしか捉えていなかった金融暴風雨の最中に、「これは省エネ革命で、蒸気機関以来の第二の産業革命だ」だと言った評論家がいました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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