#ネタバレ 映画「007は二度死ぬ」
「007は二度死ぬ」
1967年作品
ジェームズの微表情
2018/7/26 8:54 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
これは、若い頃に劇場かTVで観ました。あまり良く覚えていませんが、火口がサンダーバードみたいな秘密基地だった事だけは印象的でした。
先日TV録画してあったのを少し再観してみましたが、日本が「外国人が撮った日本」になっていますね。違和感がありました。それはそれで面白いですが。
それと、ジェームズ・ボンドが、心なしか勝手の違う日本に困惑しているような気がします。その自信なさげな微表情に、「よし、よし」と思いました。
他の007シリーズの彼は、自信満々、男としての魅力のすべてを持っているように見えます。若い頃の私は、単純にそのスターを愛でていました。
でも、映画の中の彼がそのままなのに、理不尽にも、私だけおじさんになってしまった今、彼を見ると、私には「(無謀な)嫉妬心」が。
ですから、自信なさげな彼を観るとホッと安心するのです。
★★★★
追記 ( ポーカーフェイス )
2018/7/28 15:48 by さくらんぼ
そのドーナツの置き方は、極めて正しいと思います。
そのまま左手でドーナツをつまむと、ちょうどチョコの部分が口に入ります。そうです、それはチョコから攻めるものなのです。たい焼きを尻尾から、かぶりついてはいけないように。
すると最後は、つまんだ部分、つまりチョコのない処を食べることになります。
挟んであるホワイトクリームは意外とサッパリして自己主張せず、衣にはバターのほんのり塩味があります。その塩味が、スイカに一振りしたお塩のように、後から効いてくるのです。
甘いはずのドーナツで、誰にも知られず、密かに塩味を楽しんでしまった、その取り返しのつかない罪悪感は、黙って隣のカフェオレに慰めてもらいましょう。
彼女も分かってくれると思います。すでに共犯者なのですから。
( ミスドのエンゼルフレンチとカフェオレを楽しむ午後に。 )
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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