見出し画像

#ネタバレ 映画「エクス・マキナ」

「エクス・マキナ」
2015年作品
来年のハロウィンに
2018/11/1 8:44 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

お面に惹かれたせいか、観てみたいと思っていた映画ですが、劇場には間に合いませんでした。

でも、忘れかけていた先日、TVで見つけたので、さっそく観てみました。

予想通り、美しい作品です。

神秘的とも言える、怖さもありましたが。

★★★★

追記 ( 映画「2001年宇宙の旅」 ) 
2018/11/1 9:04 by さくらんぼ

映画「2001年宇宙の旅」を連想しました。

( 以下、ネタバレでもあります。ご注意ください。)

映画「2001年宇宙の旅」は、圧倒的で美しい大自然(宇宙)にある、隔絶された空間(ロケット)で、物語は進行します。

ロボット(HAL)が人間に対し反乱を起こし、自由を手に入れる(心が誕生する)のです。

一方、映画「エクス・マキナ」では、宇宙船はヘリコプターに置き換わっているようです。

骨での戦いは、ダンベルの重り(肉)を外した棒(骨)や、包丁に。

ここでのモノリスは、マイクロチップのIDカードでしょう。それでドアが開くたび、物語は進展します。

追記Ⅱ ( 芸術は自然を模倣するのか ) 
2018/11/9 10:56 by さくらんぼ

映画「エクス・マキナ」では、女性ロボットを作ったら、女性の魂が宿ったらしいのですが、ロボットでも、女性には女性の魂が宿るのでしょうか。そして、そこにLGBTは起こりえないのでしょうか。

男性たちが嘘合戦に負けてしまうのは、女性の魂が相手だったせいなのでしょうか、それともAIが優秀なだけなのでしょうか。

追記Ⅲ ( 投影 ) 
2018/11/13 14:57 by さくらんぼ

私の地元では、都心の地下街で、犬型ロボットの展示会をしていました。何人かの人たちが、座り込み、ロボットと戯れていました。

私たちはロボットの中に小さなコンピュータが入っていることは知っていますが、魂が宿っているとは思っていないはずです。

しかし、「もしかしたら、昔の愛犬の魂が、天国から戻ってきて、ロボットに宿ったのではないのか」と思いたくなる瞬間もあるような気がします。

「他人様はともかく、科学的にもありえないかもしれないけれど、この世に奇跡は存在し、その奇跡が、ロボットと私の間にだけ生まれたのでは」などと。

何を言いたいのかと言えば、美女のロボット、あるいはイケメンのロボットは、罪作りな存在かも知れないという事です。人は自分の心を投影する。

だから、迷わせる瞬間がある。

この映画は、ロボットの反逆ですが、その前に、人が狂っていたのかもしれない。


( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?