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#ネタバレ 映画「ちはやふる -下の句-」

「ちはやふる -下の句-」
汝の敵を愛せよ
2018-03-26 17:19byさくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

思いのほか、地味に感じたドラマでした。

慣れもありましょうし、「-上の句-」は映画館で観ましたが、こちらはTVという事もあるのでしょう。

さらに「序破急」を考えると、「-下の句-」は「破」にあたり、「まだ途中」です。もしかしたらクライマックスではないのかもしれませんね。

それと…

百人一首は、上下一対の、恋愛の歌であるせいか、映画の中にも「汝の敵を愛せよ」精神が見えます。

チームメイトはもとより、集中力をそぐ吹奏楽部の練習も。そして対戦相手さえも、敵ではなく、限りなく親友に近いライバルになるのです。

この世の人は、みな幸せに暮らしたいと思っているはず、そんな人たちは「皆同士である」というところまで行ってしまいそうで、たぶん、よくあるTVゲームの死闘とは、異次元の世界観を描いていたのでしょう。

これに(「今度は戦争だ」の)映画「エイリアン2」を期待していた私が、浅はかでした。

★★★☆


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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