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#ネタバレ 映画 「わらの犬」

「わらの犬」
窮鼠猫を噛む
2019-04-25 10:42byさくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

(  映画「アイアムアヒーロー」と、NHK朝ドラ「おしん」のネタバレにもふれています。)

TVで映画「アイアムアヒーロー」を放送していたので、録画して観てみました。映画館でも観たので二回目です。

映画「アイアムアヒーロー」は、怖すぎる上に、グロすぎるので、映画館では、観ているだけでも、自分まで瀕死の重傷を負ったような気分になったものです。

それを、家庭内で観るというのは、なかなか出来ることではありませんので、一人になった時、(怖すぎる)前半と、(グロすぎる)クライマックスだけを観てみました。

そうしましたら、二回目で冷静になれたせいか、すごく「上質な作品」でもあった事が分かりました。アクションシーンであっても、その「文体が洗練」されているのです。

そして思ったのが、これは暴力描写を得意としていたペキンパー監督の、映画「わらの犬」へのオマージュだったのか!?という事です。映画「わらの犬」は、昔TVで観ただけで、もう詳細を覚えていませんので、断言はできませんが。試しにネット検索してみましたら、同様の感想を持たれている方もいらっしゃいましたので、まんざら論外でもないようです。

そして、さらに思ったのは…NHK朝ドラ「おしん」の第三週あたりに、奉公先から泥棒扱いされたおしんが逃げだし、山で猟師をしていた俊作(中村雅俊さん)に助けられるエピソードがありました。俊作は「203高地」からの脱走兵です。そんな彼が、行き場のないおしんと共同生活をするのです。

もし、映画「アイアムアヒーロー」の後日談があったとしたら、きっと血まみれのヒーローは、命を救った(行き場のない)少女と暮らすことになるのでしょう。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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