#ネタバレ 映画 「ココ・シャネル」
「ココ・シャネル」
でもビジネスは私情で動く
2009-08-13 10:08byさくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
なにかの映画で「ビジネスに私情を挟んではならない」みたいなタイトルのレビューをしたことがあります。
でも映画「ココ・シャネル」は逆のことを語っていたのかもしれません。
べつに不思議ではありません。
ことわざなどにも時々見受けられるように、逆もまた真なり、だからです。
ココのビジネス物語には、どろどろとした恋愛や、親子の物語が色濃く絡んでいました。
そして、ぎりぎりの苦しい状況下では、自分のためよりも、誰か他人の為に、という気持ちが扉を明ける力になるのだとか。
映画の冒頭、妹の為にがんばるココがありました。
そしてラストには、悲劇の恋人の為にがんばるココが出てきます。
アーティストは自分の才能で勝負していますが、それだけでは人生は渡れないのでしょう。
ファンも含め、周りの人や、世相(戦争)との関係もあることが描かれていました。
歴史は夜作られるのなら、ビジネスは私情で動く。
ココを演じた女優さんは、メグ・ライアンさんにちょっと似ていると思いました。
ファンです。
そのせいもあってか楽しめる映画でした。
映画の作りも上等です。
★★★★★
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?