弓道という名のマインドフルネスに出会ってから
ごはんを食べる時は、ごはんのことだけ。
インコのお世話をする時は、インコのことだけ。
今やっていることだけに集中する。
目の前のことを丁寧に
大切にする習慣。
これは私が弓道との出会いによって
身につけたことです。
あたりまえのことをあたりまえにやる。
簡単そうで意外と難しいのがこの
あたりまえですね。笑
いつも何かをやりながら何かを考えてるから
今やっていることが雑になり、ミスする。
家事も仕事も
そんないつもを送っていた私が
弓道を始めたからといって、急に集中力が高くなる訳ありません。弓道も初めのうちは、
矢がどこに飛んでいくのか心配で
今やっていることなんか上の空でした。
大人になって始めた弓道は
初心者弓道教室から始まりました。
弓道を観たこともやったこともない私が
弓道やってみたいと思った理由。
それは、偶然テレビで観た
80歳くらいの高齢の女性が
着物で弓を引いている姿でした。
静かに集中しているその姿が
ただただ美しかった。
その美しさの理由を探求していたら
あっという間に16年という月日が経って
しまいました。
その間に気づいたことは
集中力にも2種類あるのかなということです。
ひとつめは
的に中てよう、他者に勝ちたい、
評価されたい、結果出したいという
執着の入った集中力。
もうひとつは
そういった執着を手放し、
目の前のことに心を通わせている
集中力。
私が16年前に弓道を知らずとも感じた美しさは
きっと後者の集中力が表現されていたから
でしょう。
弓道でも仕事でも
結果が出たから楽しい。が優先されると
結果が出なければ楽しくないということになります。
結果だけに執着し苦しい努力を重ねて
やっとの思いで
肩書きや評価をつかみ取った時に
感じたことがあります。
あれっ?本当は私、何がしたいんだったっけ?
弓道が日常の暮らしに
自然に寄り添う心を育むものだと気づいて
から、弓を引いている時も引いていない時も
日常のあたりまえを
あたりまえに楽しむことができるように
なりました。
今日の余白にやりたいコト(余白ノートから)
インコのお世話
インコとミーティング
インコと遊ぶ
常備菜作る時は野菜を丁寧に切る
ゼリーを作る
夜は9時に寝る
明日インコたちより10分早く起きる
ちょっとインコが多めですが、笑
こんな弓道がひとつも出てこない日常もやがて弓道に繋がります。
今やっている
目の前のモノ、コト、人に
全力で丁寧に心を通わせる
真の美しさを表現する弓道家
それは私の人生の表現に繋がります。