Leicaからhasselbladへ
みなさんこんにちは青山です。
写真を撮っては展示したり依頼されて写真を撮ったりしています。
今回の記事についてですが、私がleica M11から
hasselblad X2Dへの買い替えに踏み切った理由をつらつらと話していこうかと思います。
まず前提としてですがM11自体最高のカメラであり、あくまで私の一意見として読み進めていただけると幸いです。
sony α7RⅢから写真を始めた私からするとレンジファインダーが与えた衝撃は凄まじく、Leica Mから良くも悪くも以下の恩恵を得られました。
①全てマニュアル操作であるため光を見た時に大体の露出設定の検討がつくようになった。
②両目を使った撮影をすることが増えて、ファインダーを覗かない目で周囲の状況が見えるようになり予測を盛り込んだ撮影が出来るようになった。
③ピントがマニュアルのため一呼吸おいた絵作りを強制され構図整理能力が上達した。
④パララックスによって厳密なピント合わせが難儀なため、パンフォーカスで撮影を覚えた。
やはりフルマニュアルで不便だからこそ、撮影者自身の上達を感じます。
続いてデメリットですが、
①マニュアル操作中にシャッターチャンスを逃す。
②背面液晶が固定のためローアングルでの撮影が難しい。
③レンズが高額で寄れないものが多数(そこがメリットでもある)。
④パララックスにより厳密な構図整理が不可能(背面液晶orビゾフレックス使用なら可能)
私自身①と②が特にストレスでした。結果としてピントを諦めた写真ならチャンスに撮影可能ですが、やはり打率は低いです。
ただハマった時は自分の意図から外れた写真となるので高得点を取れるイメージです。これまでの感覚ではα7RⅢが常に60〜80点、M11が平均60点だけど2割90点超えといった感じです。
撮影体験としてはメチャクチャに楽しいです。ただ私は普段から二眼フィルムカメラを持ち運ぶほどで、大きなカメラでも苦なく持ち歩きますので軽さにそこまで恩恵は感じませんでした。
結果としてアウトプット全振りのカメラが欲しくなり中判デジの購入に踏み切りました。
中判デジの購入に至る上で最大級のアウトプットを望むのであれば、Phase oneやHassel Hシリーズ等があります。
しかし値段・大きさ・重量が現実的ではないためX2DかFujifilm GFX100Ⅱのどちらかの選択肢となりました。
Hasselに踏み切った理由としては、
①値落ちしにくい
②Fujiはバッテリーディスコンの事実があり長期の運用に向かない。
③レンズシャッターなのでシャッター音が静か
④色表現領域が圧倒的(281兆色らしい)
当然、直接的にCapture OneにインポートできないことやFujiのフィルムシュミレーションが魅力的であることは間違いありません。
ぶっちゃけ購入の決め手となったのは以下の投稿でした。
とくに派手な色調整をしていない写真ではありますが、描写力に圧倒されました。
これまでの自分の写真はデジタル写真をフィルムライクにすることでフィルム写真との境界を取り除こうと思っていたのですが、その行いが恥ずかしくなりました。。。
今日のSNS投稿ではフィルムライクが横行しているように感じますので、時代の流行りの性質上そのカウンターの波が来るのではないかと思っているため、これを機にもう少し生っぽい描写で追い込めるよう精進していこうと思います。
最後に何枚か作例を載せますので、ご覧いただければ幸いです。
何かご質問等あればInstagramかXの方でお声掛けください!
ではまた😌
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