物欲センサーとかいうやつのこと考えてみた

物欲センサー、というものがある

欲しいと強く思うものほど手に入れられなかったり、気を抜いてる時に限っていいものを手に入れたり。

スパイ映画でよくある、無数に部屋の中を張り巡らせているセンサーに当たらないよう気をつけている時に、汗が滴って当たっちゃってぴぴぴと鳴る、みたいな。

ほんとに欲しいものが背中を向けて油断してる時に少しずつ近づいてガバっと鷲掴みしなきゃいけない。これが物欲センサー(だと思ってる)。

過去に、行きたがるファンに対して箱の小さい演劇を見に行けたことがある。チケット抽選も、「まぁ、当たれば儲けもんやなー」くらいのモチベで申し込んで当たって、「私が当たるくらいだ、行きたい人みんな行けるやろ」とパブサかけてみると外れたファンの阿鼻叫喚。マジか、と思った。後にチケットのお譲りツイートが知り合いに行き渡ってみんな見に行けたみたいだけど。あの時のファンの連帯感というか、チームワーク感はすごいと思う。良い界隈。

物欲センサーの話。

私なりになんでそうなるのか考えてみた。結論、物欲センサーって検索エンジンだと思う。

買い物に行きたい友達に付き合いで行くと、友達は欲しいものは見つからないのに自分だけビビッと来るいいものを手に入れられる。

これって友達の中の検索エンジンには「春服、スカート、緑、1万円以内、ポケットついてる」とかが入ってて引っかかるサイト(お店や服)がものすごく少なくなる。

自分の検索エンジンには「服」しか入ってないからニットからパンツから、様々なものから自分のピンとくるものを選ぶことが出来る。

こんなに欲しいのに。そんな時に限って手に入れられない。まじで人生よくできてると思う。作者誰なんだろう。褒めたいよこのゲームバランス。割とたくさんの人に嫌われてるかもしれないけど作者。

でも物欲センサーを飛び越えてほんとに欲しいものを手に入れられる時もあるから、強く願うことは辞められない。チャンスにパッと飛びつける運動神経は持ち合わせていたい。

ちなみに一番くじ引く時は欲しいものに対して「まぁたまたま一番くじやってたからやるだけで、最初に触れたくじをさっさと取るくらいの物欲ですよー」という顔で引いてる。欲しいものは私のそういういやらしさに勘付いてるので大概逃げられるけど。ぐぅ。

多分顔にいやらしさ全面で出てるんだろな。まりもっこりみたいな顔してるんだろうな。

コンビニのレジ前でまりもっこりの顔してくじ引いてる人見かけたら声掛けてください。たぶんわたしです。


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