見出し画像

雑記 47 / 『日本現代うつわ論 4』もそろそろ

そろそろ本腰を入れて書かないといけない。
『日本現代うつわ論』で僕は毎回「うつわ的な見方」というタイトルで論考を寄せている。(そもそもこれは「論考」なんて偉そうなものだと僕は思っていないのだけれども、とりあえずカテゴリは必要だ)
(タイトルも書き始めるためにとりあえずつけたもののままだ)

カート・ヴォネガットも何か書く上で一番大事なことは強い関心があることについて書くことだ、みたいなことを言ってたはずだ。自分が芸術に関わる上で重要と感じていることを書いている。

『日本現代うつわ論1』の論考では河合隼雄『空中構造日本の深層』と鈴木大拙『日本的霊性』で述べられていることは実は繋がっているのでは、という観点から「うつわ」という性質について考えた。
読み返すと今ならもっと上手く書けるのではと思うけれどもここでの着眼点は今も一貫している。

『日本現代うつわ論2』では『1』で書いたことへの補足を意識しつつ、実践的な感覚に近いことを書こうと考えた。
そこで日本における芸術活動で避けられない「茶ノ湯」について自分の理解する前提を整理するために岡倉天心『茶の本』を英語原文で精読してまとめた。

『日本現代うつわ論3』ではより日常を生きる感覚の中で自然な感覚としての「うつわ」的感覚と芸術との触れ方について書いた。『1』と『2』で書いたことを整理して別角度から書いた。おそらくこれが一番分かりやすい。
『3』→『1』→『2』の順番で読むと分かりやすいのではないかと思う。ドラクエと同じ構成だ。

なので『4』からは天空シリーズだ。同じテーマではあるけれども別のフェーズに移行する。『4』その土台を作る。勢いでドラクエに例えてみたけれどたぶん遠からずの結果になるはず。

ということでそろそろ、書く習慣もついたことだし、『日本現代うつわ論4』に注力するためにこちらのnoteの更新頻度は落とす。
次なるうつわ本にご期待を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?