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ワクチンが免疫(≒感染予防)に与える影響は?

新型コロナワクチン、時間経過と共に抗体価が減少するということで、ブースター接種が進められ、結構な数の国民が既に接種している。

年代別ワクチン接種率 R4.5.9

しかし、効果や副作用について評価が定まらないこのワクチン。

出来るだけ客観的データによって検証が必要だ。

そこで、令和4年5月11日に開催された厚労省第83回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料2−5にある4/11-4/17・4/18-4/24・4/25-5/1の各週における年代別・ワクチン接種回数別新規陽性者数データを検討してみた。

そうしたところ、このワクチンの性質がよくわかった。

下図は年代別に整理し直してみた一覧表(3回目未接種の11歳以下と母数が少ないためかデータが異常な80歳以上は除いてある)、青棒が未接種・オレンジ棒が2回接種・赤棒が3回接種、左から4/11-4/17・4/18-4/24・4/25-5/1の順に並べてある。縦軸は人口10万人あたりの当該週における年代別・接種回数別新規陽性者数。


年齢強調バージョン

ワクチン接種が早く行われたであろう70代では、明確に未接種者よりも2回接種者がより感染率が高く、50代を除き40代まで2回接種者の方が多く、30代でトントン。

70代

65−69歳

60−64歳

50代

40代

30代

つまり、時間を経る毎にワクチンの感染防止効果は失われるだけでなく、逆に感染し易いという状況が生まれている。これは、ニューヨーク州における5−11歳での全数調査と同じ結果だ。

ワクチン接種後の感染防止効果推移NY州 線形予測つき

そして、驚くことに、65−69歳の世代では、4/25-5/1週では3回目接種者の方が未接種者を上回るという結果も出ている。

65−69歳

これを見る限り、時間経過と共にワクチン接種者の方が感染割合という点では不利になってきているようで、ワクチンが感染を防ぐ免疫機能に悪影響を与えている可能性が高い。

このことからすると、自然な状態(ワクチン非接種)に比べて、コロナ感染予防を有利にするためには、永遠に数ヶ月毎にワクチン接種をし続けなければならなくなる。

そうすれば、コロナ感染予防という観点であれば、数ヶ月間優位に立てるかもしれないが、他の疾患との関係では果たしてどうなのか。

周知のとおり、帯状疱疹がワクチン接種後多く見られるという報道もなされており(ワクチン接種者の10%にウイルス活性化が起きるとのスペイン論文があるという専門家コメント・NHK)、ワクチン接種と関係があるかは不明だが梅毒患者も過去最多であった昨年を1.6倍も上回る急増ぶりだという(毎日)。

現状、日本の2回接種率は非常に高いが、さすがに3回目は若年層に至るにつれ低下している。

年代別ワクチン接種率 R4.5.9

オミクロン株のリスク低下も踏まえれば、3回目接種以上は当面中止して、公平・公正な検証をまずは行うべきだろう。

第1〜6波 世代別重症化率推移  大阪府コロナ対策本部 R4:4:21第75回

第1〜6波死亡率推移(全体) R4.4.21 第75回


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