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SUMICO BOOK FAIRで紹介するZINE①

5/5(金・祝)14時〜の「SUMICO BOOK FAIR」でわたしが手売りするZINEの紹介です。

2冊のZINEを持参します。

松本美枝子・川内イオ・川内有緒著『気づけば、キミらはそこにいた』(YAMAGOYA BOOKS)

執筆者の三人それぞれの猫との関わりを描いた随筆集。
猫と暮らしたことのある人は、それぞれに思うことがあるんじゃないかな。
胸の奥が疼く。あたたかくて切なくて。
猫ってほんとに。キミらは、なぜ。
届いてほしい人に届けたい一冊です。

2020年6月、わたしは初めての猫と別れることになりました。その前後、そしてしばらくの間は、言葉にできないような時間で、泣いてばかりいました。
そんなとき、川内有緒さんから、「猫のことを書いたものを送ります」とメッセージが届き、このZINEが手元に届いたのです。

しばらくの間、読むことはできなかったけれど、言葉にできないなにかを、ただ、うんうん、と見守ってもらっているような気持ちになりました。

読めるようになったら、わたしの猫のシャーを思い出して、やっぱり泣いたり、でも一緒にいたとんでもなく幸せな時間を思い出したり。

本って、本に書き留められた言葉って、こうして時間をかけてわたしのそばにいてくれるのだな。
あれから3年、わたしにとって、変わらず特別な一冊です。

届いたらいいなと思う人に、このZINEが届くことを願って、ブックフェアにお持ちします。