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#3 「大手塾はたぶん合わなかった」すぅの場合


中学受験の大手塾といえば、首都圏ならSAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研といったところ。
すぅとちー助の小学校は毎年クラスの半分以上が受験をし、だいたいがみんなそのために大手塾に行きます。同じ小学校に同塾の子達がウヨウヨいる状態。

すぅはいろいろな理由で大手の塾には行きませんでしたが、すぅの場合それでよかったなぁ…という出来事がありました。



二月一日からの受験期間後、久しぶりに小学校に登校したときのこと。

クラスの数名の男子が

「オレはここに受かった〜」
「あいつはどこどこだって」
「お前はどこの中学行くの?」

というようなことを話していたというのです。


その子たちは同じ塾の子が受けた学校をだいたい把握していて、みんなの前で言ったり、他の塾で受験した子たちの学校を聞き出したりしていたそうです。この子たちは、塾に通い始めた4年生の頃から、日常的に学校で塾や受験の話をよくしていたそうで。

受験をすれば、いろいろな結果があるでしょう。第一志望がダメだった子、全落ちした子、不本意な学校に行くことになった子…。そういう子たちもいることを、想像できていないのか…

大人数で何段階にもクラスが分けられていると、どうしても自分はできる方だ、上だ、という意識を持つ子が増えます。まだ未熟な小学生に、勉強の成績の良し悪しはその人間の価値とは関係がない、という意識を大手塾では持たせにくいと思います。(もちろん、塾にも素晴らしい先生がいれば別ですが…)

すぅは2クラスしかない小さな塾で、今まで自分の志望校の偏差値がどうだ、なんて言ったこともなかったのに、50くらいでは低いらしい…と思ったのか、
「まあ、ウチの学校、偏差値50くらいだけどね…」なんてことを少し言うようになりました。(まあ、すぐ言わなくなりましたけど)

周りの目に人一倍敏感で繊細なすぅ。きっと4年から大手塾に通い、こういうクラスの男子に囲まれて「お前いつも下のクラスだな」とか言われていたら、無事中学受験を終えられていなかったんじゃないかと思います。
すぅの学年は、もともとちょっと落ち着きがないと言われていて、いろいろ問題があった学年でたまたまそういうカラーだったのかもしれません。

もちろん子どものタイプはそれぞれで、大手塾に行き、そういう子たちの態度を見て何かを学ぶ子もいるでしょう。

でも、うちのすぅには、きっと大手塾は合わなかっただろうなぁ…と、思った出来事でした。


こちらは書籍「明るい中学受験」のこぼれ話です。本編では描ききれなかったエピソードなどを描いています。本編はこちら⬇︎


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