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#5 中学受験「大手塾にしなかった」親的理由


すぅは、一番最初は大手ではない集団塾に入りました。
そこから紆余曲折あったわけですが、それは本編の方に譲るとして。

まず、そこの教材や四谷大塚の予習シリーズなどを見て思ったことは、
この量を全部やろうとすると大変な課題だな、と。
なぜなら、よく言われているように、塾のテキストは最上位の子ができる範囲に合わせて作られてるからです。

だから、当然、飲み込みのゆっくりな子、精神的にまだ追いついていない子にとっては、普通にやったらキャパオーバー。そう言う子には、「ここまでやればいい」「最低でもここまでやっておけば大丈夫」というラインを設定してあげる必要があります。

それが、

すぅの場合は親にはできませんでした…。

理由は漫画の通り。
すぅは完璧主義でプライドが高いので、「ここまでしかやっちゃダメ」くらい言わないと全部やろうとしてしまいます。当然全部などできるわけがない。親が言っても聞く耳持たない。

最初に入った集団塾でも、散々「時間がなければ最低ここまで」という指示をください、とお願いしていたのですが、明確に指示していただけず、いつも全ての理解が曖昧なまま全部を眺めて過ごしているという結果になっていたのです。

そこで、この子は一人一人をよく見てくれる大手でない小さな塾の方で、先生に「そこはまだやらなくていいよ」とはっきり言ってもらった方がいいと思いました。

中学受験は、高校受験と違って学校では習わない範囲のことをやるので、やることの難しさが、青天井になってしまうんですね。今の偏差値50くらいの問題が、かなり昔、開成等で出ていた入試問題の難易度だと言いますし…。

今後、ますます中受熱が過熱して、さらに難易度が上がっていくでしょうから、親もやりすぎて潰れてしまわないように、教材は全部やるものじゃない、と思っておいた方がいいと思います。
(毎度言いますが、ほっといても楽しくできちゃう子は別です)

…と言いつつ、今の大手塾がどうなっているのか終了組でわかりませんが、どうなんでしょう?
上位でないクラスには、ちゃんとできるところまでの線引きをしてくれるのかな??

「大手でもちゃんとしてくれるよ!」って塾があれば、ぜひ教えてください。


こちらは書籍「明るい中学受験」のこぼれ話です。本編では描ききれなかったエピソードなどを描いています。本編はこちら⬇︎


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