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やり方を教えてもらっても自分のモノにしないと結局できない

今日は職業訓練校で1日色彩学の授業でした。

15年近く色彩講師をしているんですが、いまだに説明に苦戦する言葉があります。

それは、「彩度」という概念。


色彩学のいっっちばん基礎の基礎、1番はじめに学ぶ用語です。


テキスト通りに言えば、「彩度とは、いろの鮮やかさのこと」以上! 

色が鮮やかかどうかを指す言葉なんだろうなってことは分かるかな。


けれど、鮮やかな色は分かっても、鮮やかじゃない色を言葉で説明するのが私には非常にやっかいで。


色の知識のない人に、どうやって彩度という概念を伝えるか、毎回考えさせられます。

1人で考えるばかりではなく、先輩講師さんにどう説明しているか教えてもらったことはあります。


なるほどなって思うんです。

分かりやすいからマネもしてみます。


でも、教えてもらった言葉をそのまま使っても伝わらないんですよね。

自分の言葉に落とし込むとか、自分に腹落ちしないと。

結局テキストの説明を読んだだけみたいな解説にしかなりません。


人に何かを教える仕事をしている方なら、一度は経験あるんじゃないでしょうか?


たったひとつの単語でも、教える立場の人間は、理解して咀嚼して咀嚼して、口に出してみて、やっとモノにできる。

自分で納得するだけではモノになったとは言えません。

人に話してみて伝わったという感覚を得ないと。

「伝わった」手応えが、講師の経験値を爆アップさせますよね。


これって講師に限った話ではなくて、どんな学びにおいても言えること。

やり方を聞いて「そうなんだ〜」だけで手も頭も動かさないと、モノにはなっていないし結局忘れてしまう。

何か教わったらすぐにアウトプットできるように行動しないといけませんね。

自戒を込めて。。


ちなみに、今日は彩度について今までにない質問を受けました。

そのおかげで新しい切り口で説明ができて、分かったとも言ってもらえました。

「この説明いいやん」と自分のモノになった瞬間でした。


人に伝える仕事をしているなら、無料メール講座を一度ご覧になってみてくださいね。

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