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色名は統一されていない

以前ご紹介した「ブルべでもグリーンは着られる」というこちらの記事。

カーキの話題を出したのですが、厳密にいうとカーキはグリーンではないんですよね。

え?どういうこと?
かもしれませんが、色彩学でいうカーキと一般的に知られているカーキの色は違うのです。

多くの人になじみがあるカーキは、ファッション業界で定着しているグリーン系の色。

色彩学では「JIS慣用色名」という規格が定められた色があり、JIS慣用色名でいうカーキは「くすんだ赤みの黄」のことを指します。

わかりやすくいえば黄土色っぽい色です。
黄色の仲間であって、グリーンの仲間ではありません。

ちなみに慣用色名での日本語表記は「カーキー」です。
(ここでは統一してカーキで表記しています)


ファッション業界が間違っている!とかそんなこともなく。

業界によって統一されていないという事実があるのみ。

色彩検定を勉強する人にとっては、間違いやすい色名になるので困るんですけどね(^^;

ファッション業界の先生から「カーキは違うんですよ」と教わっただけで、なぜ違うのかは私も分かりません(すみません!)。


ファッションの中でも、カーキはオリーブグリーンなのか?モスグリーンなのか?という疑問も生まれています。

ざっくり言えばどれも同じグリーン系。
色名をどう表記するかは、ブランド次第というところです。

消費者の私たちは、色名だけで色を選ばないように気をつけないといけませんね。

▼こちらも合わせてご覧ください


色彩学ではもちろんカーキ・オリーブ・オリーブグリーン・モスグリーンは全て違う色で、きちんとした色が決まっていますよ。


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