見出し画像

気骨の人事

知人とこのnoteについて話をしていた時に、私が書いていく内容の7割くらいはミスミで学んだ話になるんじゃないかと言ったら驚かれたことがあります。マッキンゼーなどでの経験もある人間がそんなにも三枝氏の語彙に染まっているのかということが彼にとっては驚きだったようです。実際、note書き始めた当初は「イシュー」とか「MECE」とか、コンサルっぽいことも書いてきましたが、やっぱりずっと書いてくるにしたがって、三枝用語が増えてきます。毒されているのかもしれません 苦笑

さて、表題に書いた「気骨の人事」も三枝用語の代表的なもののひとつ。著作「V字回復の経営」の中で示されていた概念です。気骨の人事とは、、、という書かれ方をしていないので読み解かないといけないのですが、事業変革の3つの原動力の1つで(残りの二つは「戦略」「ビジネスプロセス」)気骨の人事というものがあって初めて、戦略・プロセスも活きてきて、社員のマインド、行動が変わる、そんな位置付けになります。

実際に私がいろいろな会社で改革にあたってきた際に、やはり誰に何をやってもらうか、という人事の部分は大きなポイントになってきたと思っています。当然、一緒に改革を回してきた同志でもあるので当然ではありますが、彼らの抜擢とその後の活躍なくしては、改革は成り立たなかったと思うわけです。戦略とそれに関連するプロセス・組織、これらが相互に関連するところに「気骨の人事」を示すことで、社員のマインド・行動は変わっていく、三枝氏の教えです 笑

【余談】
ちなみにこのコンセプトは組織の7Sの中でも触れられている内容と言っていいと思っています。7Sでいうと、戦略 = Strategy、ビジネスプロセス = Structure, System、で人事のところがStaffになりますね。私が教えてもらった7Sの解き方は、7Sは下から上に課題を表していき、ソリューションは上から下に落としていく、ということで(いずれ別項で書くと思います)、社員の行動(Style)に反映されるのは一番最後、という同じような結論です。結局ビジネスの要諦は書き方が変わってもそんなに変わらない、というのかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?