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宿仮俳句十一月選句
佳作
積読を落ち葉のように拾い読み 宿仮
読書習慣でもあったから。
しがみつく夏の抜け殻切り捨て御免 宿仮
十一を士月と掛けたのだった。まだこの頃は暑かった。
霜月やクリスマス無き浮浪人 宿仮
これも士に掛けていた。
夏みかん冬に成りたる未完成 宿仮
夏みかんは冬を越さないと甘くならないのだった。だから未完成の蜜柑。
人生をデジタル変換冬の旅 宿仮
ネット俳諧老人の懐メロ一人旅。
冬の空 はかいしまたも建てたビル 宿仮
これも掛詞だった。「はかいし」「墓石」「破壊し」。
月読命はひとり照らしてクリスマス 宿仮
クリスマス嫌いのクリスマス俳句。
特選
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写真俳句とセットで。
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