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ファスビンダーはファスビンダーが監督じゃなければ

『天使の影』(1976年/スイス)監督:ダニエル・シュミット 脚本:ダニエル・シュミット、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 出演:イングリット・カーフェン、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、クラウ ス・レーヴィッチュ、アードリアン・ホーヴェン


ニュー・ジャーマン・シネマを牽引した鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーの戯曲「ゴミ、都市そして死」を、彼の盟友であるスイスの名匠ダニエル・シュミットがメガホンをとり映像化。

戦後のドイツ、フランクフルト。娼婦リリーは繊細な性格のため仲間たちの間では浮いた存在で、家に帰るとヒモ男から金をせびられる日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は裏社会の大物であるユダヤ人に気に入られるが、次第に破滅願望を強めていく。

シュミットとファスビンダー両監督作の常連俳優であるイングリット・カーフェンが主演を務め、ファスビンダーがヒモ男役で出演。日本では2023年7月に劇場初公開。

当時のドイツの荒廃した様子は、川辺りに娼婦がたむろして客を待つ。ユダヤ人の元締めはナチス時代と逆転しているのだろうか?同性愛の男がリンチされ、クラブは退廃的な雰囲気。娼婦のヒモ男をファスビンダーが演じていた。どうしようもない屑男だったが。

前に見た二作よりもストーリーより映像という感じだった。ストップモーションした映像とか斬新さは感じるが奇抜なアイデアの割には映画自体はそれほど感動することがなかった。まあ芸術性が先走っていてエンタメ性が希薄だったのかもしれない。眠くなる映画だった。というか寝ていたな。

フランソワ・オゾン監督もファンスビンダーを撮っているんだよな。イザベル・アジャーニが出ていて気になるのだが、これも別物として見たほうが良さそうだ。


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