“Joni Mitchell Archives, Vol. 2: The Reprise Years (1968-1971)"
その他のバージョン
ジョニ・ミチェルの未発表デモテープ。こういうのは完成形じゃなく、成長記録だからコアなファンならではのものなんだろう、と思って昨日一日流しっぱなしにしていたら、思ったより良かった。
へんに音をいじったり加えていない素のままの良さがある。ギター一本で歌っていたり、身近に感じられるライブが心地よい。BGMとしても疲れないし、癒やし効果もあるような。
カーペータンズのヘレンの声が、音域的に高すぎもせず低くもない癒やしヴォイスと言われたが、ジョニ・ミチェルのこの声もいい。ギターとの波長かな。そよ風のようにすっと入ってくる。今の時期だったら、部屋の空気が暖まる感じだ。親密感。
無理に声を張り上げたりせず(最近の歌は圧迫感あるものばかりだから)、自然と耳に心地よいのだ。プライベート感があり、ジョニ・ミチェルが彼女になったような。