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ミック・ジャガーのためのロック・サーカス(見世物)

『ロックン・ロール・サーカス 4Kレストア版』(1996/イギリス)監督マイケル・リンゼイ=ホッグ 出演ザ・ローリング・ストーンズ/ジョン・レノン/エリック・クラプトン/ザ・フー/マリアンヌ・フェイスフル/オノ・ヨーコ

解説/あらすじ
「ロックン・ロールとサーカスの融合」を目指してローリング・ストーンズが企画・製作し彼らがホスト役も務めたライヴイベントの撮影は、スウィンギング・ロンドンの真っただ中 1968 年の 12 月の 2 日間で行われた。ストーンズは最高傑作アルバム『ベガーズ・バンケット』を出したばかりで、本作における〈悪魔を憐れむ歌〉のジャガーのパフォーマンスはバンド史上でも傑出している。ジョン・レノンがエリック・クラプトン、キース・リチャーズらと組んだ、この時だけのためのバンド、ザ・ダーティ・マックは、レノンがビートルズ以外のメンバーと組んで初めて行ったライヴ。また、ストーンズのリーダーだったブライアン・ジョーンズはこの撮影の半年後に 27 歳で亡くなり、これがストーンズとしての最後のパフォーマンスとなった。

このライブがあったのが1968年というロックが熱かった時代。ビートルズはやや陰りが出てきてローリング・ストーンズが全盛だった時代と思われる。

なによりもミック・ジャガーのパフォーマンスが素晴らしく「悪魔を憐れむ歌」を歌いながらストリップ(上半身だけ)になるのだがシャツを脱ぐと悪魔の入墨が。

そんなローリング・ストーンズ主体のライブなのだがゲストが凄いメンバーだった。ジョン・レノンはオノ・ヨーコと出会った頃なのか?ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズを従えて♪~アーとか♪~ウーとか歌い出すオノ・ヨーコの存在感の凄さ。アイドル時代のマリアンヌ・フェイスフルより人気でした。

サーカスという組み合わせが面白いのだが、前座と言ってもいいザ・フーやタージマハルのライブも良かった。でもやっぱジョン・レノンのブルース・ロックの凄さも感じられた。バックがクラプトンとキース・リチャーズだったからな。

それを上回ってしまうのが、ミック・ジャガー率いるローリング・ストーンズのライブ。それまでは前座だったんだ。当時の「飛ぶ鳥を落とす勢い」を感じたミック・ジャガーだった。

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