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続編ができそうなエンディングだった

『ザ・クリエーター創造者』(2023年製作/133分/G/アメリカ)監督:ギャレス・エドワーズ 出演:ジョン・デビッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙


「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のギャレス・エドワーズが監督・脚本を手がけた近未来SFアクション。

2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。

「TENET テネット」のジョン・デビッド・ワシントンが主人公ジョシュアを演じ、「インセプション」の渡辺謙、「エターナルズ」のジェンマ・チャン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイが共演。

エンタメ映画としてはこれは傑作じゃないのかな。ただ長すぎてエンディングロールで膀胱満タンになっていた。なんでエンディングロールはあっさり終われないかな。関係者すべて出さなければならないという協約でもあるのか。それとユニット別に出てくるのはなんかな。もう一箇所で撮れよと思う。昔は出来たのに何故今は出来ない。それだけ映画の規模も大きくなっているのだと思うのだがそれに見合うものがあるのか?最初から批判めいてくる。まあ、満足はしているのだ。

それまでの映画のいいとこ撮りみたいな。『ブレードランナー』とか『地獄の黙示録』とか『TENET テネット』もあるのか。あとそれに日本のアニメのストーリーを研究したような感じか。『最終兵器彼女』とか「ガンダムシリーズ」とか。でもこの映画のオリジナリティはなんだろうと思うと何もないような。それでもSF映画としてはストーリーが古いアンドロイドものでも安心して見られるというか、王道ネタというのだろうか?そうだ家族がどうのこうのというのもアメリカ映画のパターンだった。

褒めようと思っているのだが、まあ特撮が映画館で見て良かった。余裕がある人はIMAXで観るのがいいと思う。わたしは酔うから見たいとも思わないし、映画は映画でいいという世代だから、アトラクション的な臨場感とかいらない。あと音楽も懐メロだったな。そういうところが冒険心がないというか、喜ぶ人を想定してまあ良かったかなと。でも映像のアイデアとかあまりないよな。昨日ヒッチコック『見知らぬ乗客』を観たが1951年の映画なのに映像が斬新だった。殺人シーンが落ちたサングラスのレンズを通して描写されるのだ。ショットだけ良くても途中で寝てしまったが。あまりショットとか関係ないのかもしれない。驚きがあればいいのか。黒人の腕が無かったり、AIたちの頭が透けていたり、そこは新しかったか?

もうこの辺で千字超えたから止めよう。まあ興味がある人は見て損のない映画だと思います。

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