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突然の訪問者でも安心なアルバム

"The Beatles 1967 - 1970 (Remastered)"

昨日赤盤をやったので今朝は青盤です。やっぱ青盤はいいです。外れがないというかヒット曲なんだから当然なんだけど、それでもいろんな曲が混ざっている。ビートルズのコアじゃないファンも楽しめる。赤盤は本物という感じがしますけど青盤は一見さん(一聴さんというですかね)でもOKというような。

一曲目から「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」です。こんな名曲ないです。サウンド的にも素晴らしいし、曲にまつわるエピソードもいい。誰もが秘密にしていた子供時代の遊び場。もうないかもしれないけど、永遠に苺の匂いのように記憶している。プルースト現象みたいな歌ですよね。

続く「ペニー・レイン」は、昔そういう名の店があったというか吉田拓郎が歌う「ペニー・レインでバーボンを」で記憶にある曲で、飲み屋のイメージが強い。ちょっと気取った村上春樹の小説に出てきそうな。

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はロック史上に残る名曲というか、あのジミー・ヘンドリックスもカヴァーしている。今聴いても斬新な曲であり、ブルースであり、ライブな曲なのだと思います。

そんな名曲ばかりでもビートルズでは味噌っかす的なジョージ・ハリスンの代表曲が入っているのも見逃せないです。ジョージ・ハリスンは、ポール派とレノン派と別れるけれども、ジョージはジョージだ、みたいな愛され方ですよね。「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」なんて、誰もが知っている泣かせる名曲です(クラプトンのお陰ですけど)。

尖った「カム・トゥギャザー」とか、いろいろ話が尽きない、とりあえず音楽趣味がわからない人の突然の訪問でも、このアルバムをかけておけば安心。


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