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小満のライブハウスの和ジャズかな

『ブルーシティ』鈴木勲カルテット+1/鈴木勲(b.cello)/7菅野邦彦(p.)/渡辺香津美(g.)/井野信義(b.)/小原哲次郎(ds.)/'74年3月4日アオイ・スタジオにて録音
1.身も心も
2.(8番街) 45丁目
3.プレイ・フィドル・プレイ
4.ブルー・シティ


NHKラジオ「ジャズ・トゥナイト」でも紹介された和ジャズのレーベル、スリー・ブラインド・マイス(黒いネズミのアイコンだったので、スリー・ブランド・マウスかと思ったら違った)。藤井武がプロデューサーを務め、ジャケットデザインは西沢勉、録音は神成芳彦がほぼ担当したとwikiにありましたから音がライブハウスのような響きで一体感ある演奏なんですね。

大友良英さんは同じ鈴木勲さんの『ブロー・アップ BLOW UP』を上げていました。「スリー・ブランド・マイス」はアットホーム的なジャズ空間を録音しているようで、ライブハウス(実際スタジオ録音なのですがブルーノートと通じた音作りなんでしょうか?)の心地よさを感じられます。

タイトル曲、「ブルーシティ」の鈴木勲さんの包み込むアルコ・ベースとハモる感じが和ジャズですね。菅野邦彦さんのコロコロ転がるようなピアノ(和製ウィントン・ケリーとか失礼なことを言ってました)がたまらなく、その後に続く若干二十歳の渡辺香津美さんの素晴らしいギターも魅力です。


(ジャズ再入門vol.25)

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