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ジャズで拷問BGM

JOHN ZORN NAKED CITY"Grand Guignol"(Avant/1992)

拷問のためのジャズといえば、ジョン・ゾーンのネイキッド・シティ。そのものずばり『拷問天国』というアルバムもありました。

厳密に言えば、ハードコア・パンクということなんだが、ジョン・ゾーンはジャンルフリーな人だから、マイルスのエレトリック・サウンドを現代音楽化にユダヤ的に過激にしたような内容。イスラエルの拷問では使われていそう怖い。

「グラン・ギニョール=残酷劇場」ということらしい。パリの見世物小屋。アングラ臭が漂う。その中にクラシック的な響きもあったり、現代音楽としても聴ける。

このレーベルは日本のディスク・ユニオンのレーベルでした。ジョン・ゾーンは日本の高円寺に住んでいたことも。日本のミュージシャンとの交流もあったが、日本の差別意識の希薄さに幻滅していた。


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