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007に憧れた少年は「ノー・タイム・トゥ・ダイ」はなかったことにしたい

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021/アメリカ)監督:キャリー・フクナガ 出演ダニエル・クレイグ/ラミ・マレック/レア・セドゥ/ラシャーナ・リンチ/ベン・ウィショー/ナオミ・ハリス


解説/あらすじ
ボンドは現役を退きジャマイカで穏やかな生活を満喫していた。しかし、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わってしまう。誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なもので、やがて、それは脅威をもたらす最新の技術を保有する黒幕を追うことになるが――。

定年退職した007が再雇用されたのか休む暇なく任務につかされ、ぐだぐだな展開で死んでいく。仕事人間だな。それも愛のためにとか。でも考えてみて欲しい。レア・セドゥはどう見ても二十代だろう。熟男(熟女好きを逆にしてみた)好きにもほどがある。最初の展開が復讐劇でわけわからん。

007と云えば、秘密兵器とスパイものだった。スパイは当時よくわからんが秘密兵器に憧れたものだ。そういう玩具も撃っていた。スパイ手帳とか。ジェームス・ボンドがショーン・コネリーとロジャー・ムーアの時代だった。

その頃は、TVのロードショウ番組で観たのだと思う。映画館に行くようになってからはボンド役も変わり、それほどスパイ映画には興味なくその頃から007は一本も見ていない。

久しぶりに見ようと思ったのは予告編のアクションシーンが素晴らしいと思ったから。たいてい予告編は素晴らしいのだが本編になると退屈してしまうのは脚本が駄目なんだろう。

そうなのだアクションシーンしか観るところがないのだ。秘密兵器もそれほどのものでもない。同じようなスパイ映画『キングスマン』に喰われているような気がする。『キングスマン』はお笑い要素があるから、退屈しないのかも。

本筋に戻って、ジェームス・ボンドに恨みを抱いている男が復讐に来るのだ。それで母親を殺して娘は逃げてとなると、どうして娘と結婚してるんだ?となってしまう。その辺のストーリーが複雑しすぎ。愛人なんだなと思うが、その前段階の少女の母との関係は。親友ということなのだろうか?アクション映画なんだからもっと単純にしてもらいたい。

あと北方領土にイギリスがミサイル打ち込むなんて、国際問題的にどうなのよ。泣けるなんて言ってられない。そういうところは大雑把。まあフィクションだから。だからジェームス・ボンド役の老害化が保守的に見えてしまうのだ。

だから最後なんだろうけど。完全にネタバレですね。だからジェームス・ボンドが仕事人間として、それも愛(家族)のためにとかに死んでいくのは馬鹿過ぎる。現実と変わらん。こんな映画を観たいのでもない。

そして公開後に監督が性的不適切とかで告発されるおまけ付き。

ビリー・アイリッシュの主題歌は良かったが、ダウナ系のサウンドだから何回か聞いていると鬱になる。



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