空蝉、逢坂の関の巻
『源氏物語 16 関屋(翻訳)与謝野晶子( Kindle版)
光源氏を袖にした女は不幸になるというどうでもいい話だった。夫の死後義理の息子に言い寄られるのは光源氏の物語をなぞっているのだろうが、無論こっちは不幸なことなのだ(光源氏とは違う)。あと小君は出世したのか?小君と義理の息子の立場の違いは、小君は姉に付き添い、義理の息子は官位を上げたのだった。読むべきとこは、関所で和歌を交わすところか。
大阪の関所の和歌といえば百人一首でも有名な和歌があり、それに合わせたような内容だった。
今気づいたけど、百人一首は蝉丸じゃないか、そして空蝉だった。恐るべし『源氏物語』。
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