無言のライブハウス
このご時世ライブハウスの運営がうまくいかずweb配信がメインになっている今日この頃。それでもやはり生音こそライブの醍醐味。
政府から発表されたガイドラインが以下に。
(本ツイート中のリンクは既に切れているようだが)一言だけ。
は?
また、東京都のガイドラインになるので少し変わるかもしれないが、それをシュミレートした動画を下に。
少なくとも自分は失笑した。
文句ばかりでは違うとも思うので、その前に自分ならどうするべきかを考えうる限りであらかじめ書き出してみる。
さすがに今のご時世以前と同様にはいかない面もあるので、モッシュ・ダイブNGやマスク必須、体温計測の義務付けに関してははやむを得ないだろう。ライブハウス関係者や演者がそれぞれの立場の方々が入念に準備した上で、行く行かないの判断は観客の自己責任。
飛沫が発症の大きな要素があるので、マスクが効果的であることを証明している以上、これぐらいできれば対策としては十分だと考える。
そして本題の文句。電車内では狭い空間にすし詰めの満員状態、居酒屋でも狭い空間で飛沫飛ばしまくりながら飲み食いなどは平気で許されている。にも関わらず何故ライブハウスばかり槍玉に上げられているのか。
後々ブラッシュアップ予定のガイドラインを出して徐々に改訂するとは聞くが、行政の進行の遅さからしてもいつになることやら。
トドメにこの方のツイート。きな臭い番組のきな臭いジャーナリストのものではあるが、『定員120人のライブハウスに6人しか入れないことに凄く衝撃を受けている様子で』という文言。
これだけでも本当にライブハウスをないがしろにしている、ないしは知らない人間が多いのだろうことは容易に推察できる。
こんなことになったのも、結局社会が『教養』をないがしろにしてきた人間に基準を設定させてしまう状況を作ってしまったツケなのだろう。
全然関係のない話だが、大学にしても会社からの需要が高い学部を目指す流れはある。そのためには、中3と高3の2回ある受験を経なければならないという意味では、教養を叩き込む時間はあまりない。
自分が通っていた文学部がその面ではないがしろにされていたのは事実としてあり、これも実用性ばかりに目が向きすぎた結果。
実用性がない、労働に関係ないからとないがしろにされてきた結果(実際に関係あったらラッキーなレベル)、『教養』を伸ばすことなく社会で成功した人間がのし上がる(中には教養を『自分で』蓄えている人間もいるが)。
その側面でしか判断ができないことの延長線上で、政府が非教養な人間をサブカルチャーを管轄する部門に置いてしまい、こんな間抜けなガイドラインを生み出す根源となってしまったのだろう。
せめてそれを振り分ける側に『教養』さえあればと思わずにはいられない。
書きたいことが多すぎるので乱雑な文になったが、次に続けることとする。
A.O.
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