推しとの別れは突然来る

⚠️諸注意
・タイトルの通り「推しとの別れ」について書いており、当時の心境をかなり赤裸々に語っています。

・ようやく書くことができた内容なので、この記事に対する誹謗中傷はおやめください。ただ、誤字脱字誤植及び情報相違があった場合はコメントにて指摘して頂けると嬉しいです。

・どの界隈でも結構普通にあることなので、まだ体験してないよという方には参考程度に、このような体験をしたことがあるという方には共感できる部分があればなと思います。

・前回の記事↓の前日譚であり続編ですが、別に読まなくても問題はないです。というか前回の記事よりも「ボク」という人間の根幹の部分に触れているので、ギャップがすごいかもしれません。
https://note.com/aousagi_16/n/n0c3d5a47878f

思い出したくない人もいるかもしれないので、先にこの記事で触れる引退されたVTuberの名前を書き出しておきます。

VTuber
【にじさんじ】アクシア・クローネ

彼が突然引退発表をしてから半年以上経ってようやく立ち直ることができたので(後述参照)、彼との思い出を振り返りながら、楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったことなど全てを赤裸々に吐き出そうと思います。ほぼ回想録です。

VTuberがわからない、という方の為に、簡単な説明をさせていただきます。

・VTuber
VTuberとは「Virtual YouTuber (バーチャル ユーチューバー)」の略称で、生身の人間の代わりに2Dや3Dのアバターで架空のキャラクターを使って、主に動画配信サイト「YouTube®」などで動画投稿やライブ配信をしているYouTuberを含めた動画配信者のことです。
https://flets-w.com/chienetta/hobby/cb_other52.html#:~:text=VTuber%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%8CVirtual%20YouTuber,%E9%85%8D%E4%BF%A1%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82 より

どういうこと?
↳ すっごく簡単に説明すると、「アニメとかマンガとかに居そうなキャラクターを、現実の人間がそのキャラクターを演じながら動画配信をしている」ということ。なにわ男子の藤原丈一郎、大橋和也が一時期やっていた「あすかな」はこの「VTuber」にあたります。

💠

アクシア・クローネとの出逢い


元々VTuberという存在は知っていた。というかにじさんじは結構好きだった。ド葛本社(ドーラ、葛葉、本間ひまわり、社築の4人組)のファミリー感が好きだったし、SMC組(夜見れな、葉加瀬冬雪、加賀美ハヤトの3人組)としてデビューした加賀美ハヤトの配信はたまに追っていた。

兄が当時活動していた鈴原るるを推していたこともあり、にじさんじは身近な存在だった。というか加賀美ハヤト(以下社長)の配信はたまに見ていた。VTuberにハマるという一番最初のレールを敷いてくれたのは社長だったと思う。

実はROF-MAO(加賀美ハヤト、剣持刀也、甲斐田晴、不破湊の4人組ユニット)はなんだかんだアクシア・クローネが引退した後も少しは追っていたから、VTuberから完全に離れることは出来ていなかったりする。

YouTube自体はよく見るし、適当な動画を再生しながら課題を終わらせることだってあった。2021年の7月後半〜8月は、結構忙しかった。夏休みの課題が終わってなくて、夏季補習も毎日あって大変だった。夜中まで課題をやることもあって、そのお供を探していた。

その時に出逢ったのが、アクシア・クローネ(以下アクシアくん)だ。

アクシアくんは仮想都市・エデンの中央都市に住んでいる機動歩兵部隊「スローンズ」のパイロット、という設定のVTuberだ。黒髪の猫っ毛、澄んだ青空みたいな青色の猫っぽいつり目、人懐っこそうな笑顔。そしてボク好みの声。とある配信の切り抜き動画(何見たのかは忘れた!ごめんなさい🙏)を見て、「あ、この人いいな」と思ったのが最初だ。

そこから切り抜き動画を見漁るようになって、8月8日には沼に落ちていた。

当時の友人とのLINEである


このスタンプめっちゃ可愛いよね

自分でも早いと思う。まあ好きになったらすぐに突っ走って色々なことをしてしまう性質だから仕方ない。仕方ないったら仕方ないのだ。

それからは、高校が色んな意味でちょっと特殊な学校だったから全部の配信を物理的に追うことが不可能で、ボクのタイミングがいい時に配信していたものを見たり、切り抜き動画を見漁ったりした。

暇な時はYouTubeでアクシアくんの切り抜き動画を見て、課題が終わらない時もアクシアくんの切り抜き動画を流して元気をもらってた。11月下旬になにわ男子にハマり、1月にファンクラブに入るまでは、アクシアくんに支えられて生きてた。その後もアクシアくんがボクの心の一番柔い部分の支えだった。

前回の記事を読んだことがある人は知っているかもしれないが、ボクは基本的に「死にたい」と思って生きている人間だ。

理由もなく、ただ「死にたい」と思って生きている。この気持ちは本当にどうしようもなくて、多分一生抱えて生きることになるのだと思う。

ちなみにこの2021年夏は7月28日になにわ男子がデビュー発表をしており、奇しくも「忘れることのない推し」二人との出逢いを果たしていたことになる。今になって思うとかなり皮肉が効いている。

💠

アクシア・クローネとグッズ


実は言うほど持っていないアクシアくんのグッズ。

持ってるもの一覧
ハーフアニバーサリーのアクスタ、謹賀新年のデフォルメアクスタ、ミニデフォルメアクスタ、デフォルメラバーストラップ、ホワイトデーベアー、Jリーグコラボのアクリルキーホルダーと缶バッチ、エデン組ボイスドラマ、FocusOn、ドッグタグくらいである。ボイスはひとつも買っていない。

弁明させて欲しい。ボイスは正直欲しかった。でも、マジで高校時代のボクは金欠だったのだ。毎月CDや本を買っていたからである。月5,000円のお小遣いだと、初回限定盤CDを購入すると、なんと2枚買うだけでお小遣いが尽きたりする。そしてボクが通ってた高校は原則アルバイト禁止である。・・・ここまで言えばわかるだろうか。

ボイスに使えるお金がない‼️‼️‼️‼️‼️

お年玉とかあるだろという方。お小遣いをCDや本に注ぎ込むボクのお年玉の使い道なんて、現物グッズしかないのだ。ちなみにメンバーシップ登録もしてなかった。だってお金がないから。

しかも「正月に会える親戚がめちゃくちゃ少ない(両親、祖父母、叔父叔母、伯父伯母)」ので、高校生になってようやく4万近く貰えるようになった。

4万って実際どれぐらい買えるの?と言われれば、単純に計算すれば「月に約3000円」である。しかもハーフアニバーサリーの時は1月だったからお年玉で買ったが、1周年グッズは(ジャニーズにハマったこともあり)買えていない。お金が無くて。誕生日グッズも買えてない。お金が無くて。

なんならホワイトデーベアーはコトブキヤ立川本店で2023年5月28日に買ってる。コトブキヤ立川本店さんありがとうございます。(現在はもう売ってないよ!)

なんでそんなに買ってないの?という質問を抱いた方へ。

いや本当にそうだけど‼️でも、あの時はマジで引退するとは思ってなかった‼️‼️

本当に引退すると思ってなかったからボイスもグッズも「大学生になったらバイト出来るし買うか〜」のノリで生きていたのだ。というかその道しかなかった。大学生になればバイト出来るし、自由に使えるお金増えるし、その時でいいやって本当に思ってた。

でも。その時は来なかった。何故ならアクシアくんは、ボクが高校三年生の12月に引退したから。

💠

アクシア・クローネが無期限活動休止してから引退するまでの約4ヶ月


2022年8月18日。突然の発表──では、なかった。薄々感じてた。よく分からないことで炎上してたし、配信でアクシアくんが静かに怒ることが増えた。

「無期限活動休止をします」

心臓が、握りつぶされるかと思った。

前述した通り、心の一番柔い部分を支えてくれていたのは、他でもないアクシアくんである。

「アクシア・クローネ」という存在がボクの心の拠り所だったのに、無期限活動休止だなんて。まあアーカイブは残るし、11月にはCD出るし。

大丈夫、大丈夫──

そう自分に言い聞かせることしか出来なかった。

あぁどうしよう、アクシアくんがいないそんな日々をどうやってすごせばいいの。アクシアくんがいなくなったらどうしよう。アクシアくん、ねえ、ごめん、ごめんなさい、どうしよう、ただ配信を見ることしか出来なくて、炎上してる理由も訳わかんないのに勝手に責められて、怒らせて、ごめんなさい。どうしようアクシアくんがいない生活とかもう考えられない、アクシアくん、ねえ、お願いだから、戻ってきて。お願い、だから

星に願いをなんて言うから、星に願った。月にも願った。たまたま行った神社で信じてもいない神に祈った。必死だった。アクシアくんがいない世界なんて、もう想像も出来なかったから。

まあ、こんな願いなんて届くわけもなかったのだけれど。

この日から、ボクは精神的に辛くなったのと連日の暑さで、一週間に一回は倒れて保健室に運ばれるようになった。

12月1日。アクシアくんが11月30日付で引退したということを、ANYCOLOR株式会社から公式発表された。
https://twitter.com/nijisanji_app/status/1598165201110859776?s=46&t=5NVqynxPRKLY_T7qz9USmg
↑こちらがそのツイートです。

💠

アクシア・クローネ引退後


まさかドッグタグが本当に遺品になるとは思わんやろえにからくんよ。※ドッグタグとは、軍隊において兵士個人の個人識別用に使用される、金属版のペンダントのこと。遺体から回収され、遺族に届けられることもある。

必ず戻ってくる。そう言ったのに、アクシアくんは二度と帰ってくることはなかった。

前回の記事の投稿日は11月5日。あの記事のわずか1ヶ月後のことである。この日のツイートを見てみよう。

これは別垢
これはこのアカウント

 

これはフォローしてる方の質問箱に送ったやつ

この日の友人へ送ったLINEも貼ってみよう。

お分かりいただけただろうか?
かなり病んでる。筆を折ると宣言するくらいには。前回の記事を読んだことがある人は知っていると思うが、大西流星を筆頭に関西ジャニーズの推したちのおかげで精神状態が安定してきた最中の出来事である。

なお、本当に2週間ほど筆を折った。何も書けなかった。書きたいことは沢山あったのに、書くことができなかった。

怖かったのだ。アクシアくんがいなくなった事実を受け入れることが。それが当たり前になることが。

関西ジャニーズのことは好きだ。辛いことを忘れさせてくれるから。でも、ふと我に返ると、心に大きな穴が空いていて。

この穴が塞がることなんてないのだと思った。

事実塞がらなかったし、「推し」という存在が怖くなった。

何気ない一言が推しを傷付けてしまうかもしれない。何気ない行動で推しが悲しんでしまうかもしれない。そう思うと、何も出来なくなった。

楽しかったはずの、嬉しかったはずの記憶は全部辛くて悲しくて苦しいものに変わった。思い出したくないと思った。

本当に辛かった。忘れたかった。でも忘れられなかった。だけど、忘れなくてよかった。

もしも忘れてしまっていたら、きっと、今のボクはいないから。

💠

別れと出逢い


たまたま、本当にたまたまだった。

春頃、兄が見ていた切り抜き動画を、ぼんやりと見ていた。

その動画でメインに切り抜かれていたのは、高橋恭平や藤井流星もびっくりのヤバいやつだった。

この時は名前を知らなかった。教師陣としていたオリバー・エバンス(以下教授)、夢追翔(以下夢追)の二人が頭を抱えるくらいのヤバいやつ。そういう認識だった。教授と夢追が頭を抱えるのは相当なレベルである。さすがにびっくりした。

それから、鮮やかな紫が目に入るようになった。でも、なんか眩しくて、目を逸らしていた。

怖かった。また消えたらどうしようと。またいなくなったらどうしようと。また傷付けて、悲しませてしまったらどうしようと。そう思っていて。

まあ今ジャニーズでいっぱいいっぱいだし、いっか。VTuberにはもう、二度とハマらない。ハマるものか。

そう、思って、いたのに。

鮮やかな紫を纏う「快盗」は、ボクの心を華麗に盗んで行った。

https://youtu.be/IH_fW8ttjIc

伸びやかに歌う彼に、たった数分を奪われた。それだけなのに、心がときめいて仕方なかった。

渡会雲雀。アクシアくんが無期限活動休止を発表する約1か月前にデビューしたVTuber。アクシアくんの無期限活動休止によって忘れていたが、VOLTACTION(風楽奏斗、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデン、渡会雲雀の4人組ユニット)がデビューしていたことをようやく思い出した。

そして、知らない内にボクの心の一番柔い部分に入ってきて、支えてくれた。

決意をしてからのボクの行動は早かった。二度とあんな後悔をしないために、ボクはグッズやボイスを買い漁った。馬鹿だと思う。でも、もうあんなことは嫌だったから、必死だった。

好きだときちんと伝えたくて、配信をリアルタイム視聴している時はコメントを送った。メンバーシップ登録はバイトをし始めたらする予定で、スパチャもいつか送りたい。1周年グッズもきちんと買いたい。

「いつか」の為の準備を始めるために。「いつか」、ボクが後悔しないように。

推しとの別れはマジで突然来る。ボクのように引退だったり、卒業だったり、もしかしたら明確な死かもしれない。

だから後悔しないように。好きだと思っている内に、きちんと「好き」を伝えるべきだと、ボクは思う。

ただ、マジでまだ引きずってるから、チャンネル登録はしたまま。

ね?

💠以下、閲覧非推奨💠
この記事がいいなと思ったら、この下を読まずに♡を押してそのままブラウザバックしてくだい。この下をどうしても見たいという猛者は、スクロールしてから見てください。





































































































@ AXIA_96NE

こんばんは。初めまして。
お元気ですか?昼夜逆転せずに日々を過ごしていますか?充実した毎日を送っていますか?
貴方がいなくなってから、どこか空虚に毎日を過ごしていました。貴方がいないことを感じて、ただ辛い日々を過ごしていました。
最近、ようやく立ち直れました。貴方がいなくなって半年も経ってようやくです。新しく、貴方と同じくらい好きになった人ができたからです。
でも、貴方の代わりではありません。
だって貴方ではないから。私が好きになった貴方と、新しく好きになったあの人は、全くの別人だから。
貴方を思い出すだけで心が痛かった。約束を破られて辛かった。貴方が居ないことが、本当に、心から辛かった。
でもね、今なら胸を張って言えるよ。
それだけ貴方の事が好きだった。大好きだった。今でも大好きだよ。
絶対に忘れない。貴方がいたこと、絶対に忘れないよ。

ありがとう。楽しい思い出をくれて。
ありがとう。沢山の幸せをくれて。
ありがとう。目一杯の幸せをくれて。
貴方がいた日々は、ボクの宝物です。
今、幸せですか?
幸せならそれでボクは十分です。
星に願うのは、貴方の幸せだけです。

アクシアくん。

大好きだよ。

ありがとう。

心からの感謝をここに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?