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『咎人の刻印 パラダイス・ロスト』発売、そして舞台も動き出す

『咎人の刻印』シリーズ第五巻が発売した。
悪夢の第一回緊急事態宣言からかなり経ったが、色々な人々を巻き込みつつ担当さんと二人三脚でなんとかここまでやって来た。粘り強くこのシリーズの面倒を見てくれた担当さんには頭が上がらないし、キャラ文で特に売れ筋でもない異能ダークファンタジーを世に発表できて、しかもここまで来れるとは思わなかった。
元々やりたい路線だったのと、好みの世界観だったので、作品を発表してから気持ちが楽になったし吹っ切れた。
苦労することもたくさんあったけれど、新しい出会いにも恵まれたので、このシリーズには感謝をしている。

さて、今回は御影と神無が構えた事務所に、命を狙われている女子高校生が駆け込み、新たなる敵との戦いになる。少女を守る咎人コンビが見られるという巻だ。
今回のカバーイラストもすごい。あまりにも大胆に艶めかしく、私はしばらく語彙が破壊されてまともな感想が出て来なかった。
カバーイラストは、巻を重ねる度に近づく彼らの距離感がよく表現されていて、巖本先生の手腕に感動しきりだったのだが、最新刊でまさか吸血を見せつけてくるとは思わなかった。だが、彼らの関係性を表現するにはあまりにも正しい。

そして、舞台『咎人の刻印 ブラッドレッド・コンチェルト』もじわじわと進んでいる。
公式サイトもオープンし、twitterの公式アカウントも稼働している。公式の諸々を作ってもらったのは初めてなので嬉しい。

現時点では、主演お二人のヴィジュアルが解禁となった状態だ。
舞台と役者さんと原作を併せて最適解のヴィジュアルとなっているはずなのだが、いやはや、あまりにもカッコいい。
実写再現不可能と思われていた御影がここまで自然に三次元に馴染むとは思わなかったし、こんなギラついたイケメンの神無がフ●ミマでバイトをしていたら、私は動揺してLチキやななチキを頼んでしまいそうだ。

チケットの販売も開始されているので、公式サイトをご覧いただきたい。
舞台初心者の著者には難しいシステムが色々とあるので、チケットのことは公式にお尋ね頂けると幸いだ(著者がポンコツなので)。

更に、舞台でご縁がある紀伊國屋書店新宿本店さんでは、期間限定でイラストと実写のスタンディが展示されている。等身大らしいので、とてつもなくでかい。
イラスト版の方はさり気なくサインをさせて頂いたので、見つけてやって頂けると幸いだ。

文庫売り場で吸血を見せつける二人。
実写もすごい迫力。ファンの皆さまには是非ご覧いただきたい所存。

2022年11月20日 (日)までフェアを実施してくださるとのことで、紀伊國屋書店さんには頭が上がらない。

また、コミカライズも着々と更新されている。
藤丸先生のあまりにも美しいコミカライズの公開は期間限定なのでお早めに!もちろん、吸血シーンもすごい!!

しかし、コミカライズで客観的に本作を振り返ると、新たな発見があって面白い。
原作は三人称でありつつも主に神無視点で描いているため、著者のメンタルも神無寄りなので作中では(犯した罪は最悪だが)比較的常識人という認識だったが、改めて第三者として見るとなかなかのヤバい奴だった。
御影と比べて個性が薄めなのではと心配していたが、杞憂だったようである。

舞台は脚本家さんがシナリオを作ってくださるので、別の発見もありそうだ。
『咎人の刻印』というコンテンツがどのように拡がるのか、この先とても楽しみである。

よろしければご支援頂けますと幸いです! 資料代などの活動費用とさせて頂きます!