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『幻想古書店で珈琲を』シリーズが遂に完結

9月15日頃発売予定の『幻想古書店で珈琲を あなたの物語』で、幻想古書店シリーズは遂に完結となります。
2015年から開始したこのシリーズ、長かったような、あっという間だったような……。
蒼月海里の第二シリーズで、とにかくこの作品を売らなくてはと、あらゆる工夫を凝らした作品でもあるので、今回の円満完結は感慨深いものがあります。

昨今、出版不況と言われている割には、出版に多様性が生まれ、新刊が非常に多くなり、多くの作品やレーベルが、知らない間に発売し、知らない間に消えて行っております。書店員をしていた頃、それは肌で感じておりました。
しかし、そんな中で七巻まで継続出来たのは、読者さまが作品をご購入して下さったり、書店さまが置いて下さったお蔭です。特に、三省堂書店さまには、多大なご支援を頂きました。
皆さまには、この場を借りて心よりお礼申し上げます!

当シリーズは本来、『人気が出て続刊が可能になっても、5巻で完結』の予定でした。
何故なら、シリーズ開始当初からオチが決まっていて、そのオチがシリーズに対して非常に重要だったからです。それを引き延ばすという選択肢は、当初、あまり頭にありませんでした。
しかし、読者さまが新刊が出る度にお早めにご購入して下さったり、ファンレターを頂いたりと、とにかく熱い想いを沢山頂いたので、版元さんのご厚意もあり、シリーズを引き延ばさせて頂くこととなりました。
よって、七巻までシリーズが続いたのは、皆さまの熱い想いのお陰なのです。

シリーズ完結を惜しむお声がたくさん届いておりますが、蒼月作品は基本的に地続きなので、登場人物達と今生の別れというわけでは御座いません。
既に別シリーズで行っているように、他シリーズにもさり気なく登場する可能性もあります。
なので、安心して(?)この完結巻で司君の『結論』を見守って頂ければ幸いで御座います。

そして、他シリーズにも登場で思い出したのですが、本巻はさり気なくクロスオーバーしている話も御座います。
名前はずばり書いていないのですが、蒼月作品をすべてチェックされている方ならピンと来るであろうあのキャラクターが精神的ラスボスとして登場!(意味深)
また、今後開始する予定の新シリーズを読んだ後に読み返すと面白いかもしれない仕掛けもご用意しておりますので、お楽しみに!

よろしければご支援頂けますと幸いです! 資料代などの活動費用とさせて頂きます!