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070shake『You Can't Kill Me』

 Danielle Balbuena(070shake)、25歳。私が今一番大好きな人。アメリカはノースバーゲン育ち、いまどこで暮らしているかわからないが、日本からかなり遠くで暮らしているであろう彼女と、1歳違いの私は(同い年ということにしている)距離こそ遠いけれど、街を歩く誰かに自分の姿を重ねるように、彼女の姿に自分を投影したくなるほど近くに感じる。  実際に「近い」はその歳の差と、うちはイタチが好きなところ(出典:彼女の右腕)、若干浮き出た前歯くらいだと思う。 彼女が話す

    • 自意識

      寮とは実に面白い社会空間である。 去年まではひとつもなかったが、今では脱衣所の棚に保湿美容液やヘアオイルといったスキンケア商品が各々の部屋から持ち込まれ、各々のアイデンティティを形成するかのごとく、どんぐりの背比べをしている。きっと、誰かが持ち込んだことからその習慣がやがて文化になっていた。 私が浴場から脱衣所に降り立つとき、雑に畳まれた(正式には棚に押し込まれた)己を衣服と、己のアイデンティティを形成するものが何もない私の棚を見ると、実に私は飾り気のない人生なのだろうと

      • 選択、洗濯、宣託

        この時期になると、お湯に浸かっていた温体も秒で冷体になる。今入れたコーヒー(ミルクいり)もすぐにアイスミルクコーヒーになるだろう。それに洗濯物を干していると、暖かかった指先も濡れた衣服と寒い空気ですぐに凍りつく。 そんな時期には決まって新たな一歩を決めなければならない。3月や4月はもうそこまできている。特に10代や20代は選択の連続だ。どんな決断をするかでその後の人生が決まるんじゃないかって不安になるから、選択しなければならなくなる。 昨日聞いた『WIRED』のポッドキャ

        • 私と生活

          秋で「寒い」と感じ始めた今日この頃。 本当ならば、明後日は滝行に挑戦するはずだった。 「だった」から、違う何かを初めて挑戦しようと思い立ち、いまこうしてキーボードを叩きつけている。この文章は本当ならば訪れるべきだった2020年の11月にしたためたかった。というのも今年は例外である。毎年毎年例外ではあるけれど、今年は1つの例外が37億人に降り立った年。これはおそらく、例外的な例外であろう。 と、こんな言葉遊びを繰り返しているとちゃんちゃらわけがわからなくなるのでそろそろ本

        070shake『You Can't Kill Me』