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5/8の日記と外来生物について

こんばんは、日記を毎日ちゃんと書いていきます。

僕は、生物部にも所属しています。先日顧問からアフリカツメガエルが産卵したという連絡を受けました。今年は比較的暖かいせいか去年より1か月程度早く産卵しました。そして今日一部が尾芽胚まで発生が進んでいると連絡がありました。ほぼオタマジャクシの手前になった感じです。うずらの時もそうでしたが生命の誕生を見届けるというのは言葉に言い表せないような感情になります。

さて、二つ目のタイトルにある外来生物についてですが、実は先ほど書いた「アフリカツメガエル」も日本では要注意外来生物になっています。実験動物や熱帯魚の餌として飼育されていることが多いです。あの山中伸弥教授と共にノーベル賞を受賞したジョン・B・ガードン教授の実験に使われたのはこのカエルなのです。

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何が問題かというと在来のヤゴなどを食べてしまうこと、他の国のカエルを死滅させてしまうことのある恐ろしいツボカビ菌の保菌者になってしまうこともあるのです。しかもアフリカツメガエルは感染しても発症しないため広げてしまいます。(最近の研究で日本の両生類は抵抗力を持っているのではないかとも言われています)現在和歌山県・静岡県・淡路島などで確認されています。アフリカ原産であるにも関わらず、水が凍らない限り生存が可能です。

これはほとんどの外来生物に言えますが、飼えなくなって途中で放流したりするというのはその土地の生態系を壊してしまうことになります。よくかわいいと言われる「ハリネズミ」は一部の属は特定外来生物に指定されています。これは飼い主が懐かなかったからなどで逃がしたことが原因だと言えます。何かを飼う際は寿命を全うするまで飼う覚悟が必要だと思います。

特定外来生物に指定されている生物は生きたまま運搬することは原則としてできません。例えばウシガエルを捕獲した時その場でリリースするか、殺すしかないのです。生物自体には罪はないのですが、無責任な人間のせいで生態系を守るため殺されてしまうのです。しょうがないと思いつつも僕の中にはもやもやした気持ちが残ってしまいます。

長々と書いてきましたが、外来生物に限らず生物を飼う際は最後まで飼うということを念頭に置いていただきたいと思います。もし、飼えなくなっても決して自然に返すということをしないでください。生物のためにもなりません。

おやすみなさい。

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