240424 酒、感受性、窓辺にて

 ニョォーニョーニョーニョーニョー……(君、将来は何になりたいんだ?)
 ナーゴ……(ケータイ捜査官です……)ンナーゴ……(ケータイは投げるものではなーい!)

 好きなものに対して好きになる価値を考え始めるとキリがない。それが他人の好き嫌いならなおのこと。恋愛相談であんな奴と付き合う価値ないよなんて言ったところで、それは第三者の意見でしかない。
 だが、それはそれとしてたくさん茶々を入れたくなる瞬間は往々にしてある。

 自分はライブをする前に酒を飲んでも、なるべくパフォーマンスを落とさないように、むしろ上がってると勘違いさせるくらいに頑張ろうというのを軽い目標に置いている。なにせお酒に呑まれるのはダサい。クラブの酒なんて上等なもん飲んでいる以上、歌い切るまでは潰れちゃダメだろうと言うのが軽い信条になっている。
 軽い、というのは、それが当たり前だし、軽くてもそれを維持し続けられているから。量をセーブするもよし、タフになるもよし。とにかくステージに上がってから下りるまでは頑張ろうという話なのですが、これってそんなに難しいですか?

 へべれけキャラなんてものはおじいさん達に任せて、まだ若いうちは頑張るべきじゃないですか? ここでいうおじいさんとは、ドリフターズのハンニバル・バルカくらいの年齢の方のことを言ってます。本当のジジイです。


 自分のことはさておき、今世界に対してすごく鮮やかに捉えられている気がする。朝日と夕焼けは綺麗だし、灰色に見えそうな山手線の中だって、ボーッと眺めていると色んなグラデーションの大人たちが仕事の準備をしていることに気づく。自分が思っているより、自分の両目も脳味噌はまだ色んなものを美しく捉えることが出来ているなと思わされる。

 そうそうに矛盾した言い回しになるけど、爺と若者の境界線について。感受性のアンテナが死んだ男は、ジジイになる。感受性のアンテナが死んだ女は、素敵なおねいさんになる。
 まだ感受性を担う脳細胞が死んでないうちは、色んなものに対してなるべく誠実であった方がいい。

 酒を飲んでGS美神のポスターを破らない方がいいし、ライブを飛ばさない方がいい。俺にライブを飛ばしてもらいたい人は、是非致死量のアルコールを飲ませてください。絶対に死なないので大歓迎。

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