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Bucket List

私には夢が沢山ある。あったけれど忘れてしまったものや、時期を待っているものもある。そのうちの一つがオートバイに乗ること。高校生の時に兄の様に中型バイクに乗りたいと憧れた。そして駄目もとで母に呟いてみた。もちろん一言「危ないからダメに決まってるでしょう。女の子が何言ってるの」で却下。私も半分はそれは辞めた方がいいと言う思いもあったので、あっけなく諦めてしまった。

でも、50を過ぎたころから色々考え始めた。もう50だ、歳だという思いもあるけれど、これからの人生で今日が一番若いのに 今日を諦めて明日に明後日にと先延ばしにする意味があるのだろうか。特に体力を使うことに関しては一日でも早く取り掛かった方が良いに決まっている。もう一度Bucket Listを眺めて 体力が必要そうなものをピックアップしてみた。

よし、とりかかろう! と何時もここまでは簡単なのだが これを実行に移すのが難しい。思っている事、言っている事、やっている事が一致する自由な人間になりたい! という事で恐る恐る小さな一歩を踏み出す。なぜ恐る恐るなのか。それはまず、全て英語だから。日本の様な教習所が存在しないから。そして全く未知の世界。歳だから。あー、言い訳はいくらでも出てくる。でも、かっこいいよな~。

この夢を長男に話したら深く共感してくれて、まず自分が免許を取ってみてその様子を私に伝えてくれるという事になった。何と心強い。長男が無事免許を獲得(1時間半の簡単なハンドリングのレッスンを受け、その後テストに合格し、筆記の交通ルールーに関してのテストにパスすれば それでもう外で運転していいのだ! 実地で慣れろ、そういう方針)。

なので、テストをパスすれば、すればの話。すれば、すぐに自分のバイクが必要になる。(1000ccまでOKなのよ。いきなり大型バイク!)中古で良さそうなものをゲット。そしてヘルメットは必須。でも、私お歳なのでテスト最中に暴走したりこけたりしたら大変!頑丈なグローブと背骨や膝肘にプロテクターの入ったスーツ.... そんなこんなしていたら、こんなんなってしまいました。

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なんか、ちょっとライダーみたい。でも、免許持ってない....🤣🤣🤣

もう後には引けません。ギアを揃えたお店に好青年がいたので、悩みを聞いてもらいました。そうしたら、梱包材で使用するエアクッションでぐるぐる巻こうかと言う冗談と共に、ワンオンワンで教えてくれる凄く親切なインストラクターがいることを教えてもらった。

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ポール先生!忍耐強く簡潔に適切に私に基本的なハンドリングを教えてくださる。英語の問題、歳の問題、集中力1時間が限度、人見知りなど思いつく限りの問題を伝えたところ、自転車は乗れるの? それならそんなに問題はない!と素晴らしい一言を頂いて短めのレッスンを私のためにアレンジしてもらった。こういうフレキシブルなところがNZの良いところさ!

今日は4回目のレッスンを終え、来週はテストを受けることになった! そしたら私は、外でバイクに乗るのだ‼ 私、偉い!

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