ピンネタ:炭素ゼロ

炭素ゼロってできると思う?
無理だと思うけどね、
だって人間は二酸化炭素吐くじゃん、
二酸化炭素吐くのがダメならもうサイボーグ化待ったナシだよ。
俺、サイボーグになるなら汗かかないようになりたいわ。
汗かく用のタオルを持ち歩くの面倒なんだよな、
タオルの柄がマジで鬼門で、
あんまイジられたくないんだよな。
じゃあ無地使えって話なんだけども、
無地だと何か安い感じがするじゃん、
その貧乏っぽさがなんというか、嫌なんだよな。
実際サイボーグ化した時とかどうする?
装飾品どんくらい付ける?
俺はあんまタトゥーとかも好きじゃないけどもさ、
やっぱ何も体に装飾品付けないのはどうなん、って、
思うんだよな、ミニマリストとして周りに知られていたら、
それでいいんだけどもさ、家には普通に
冷蔵庫にキットカット入れてるし。
冷凍庫にサクレ・レモン入れてるし。
ミニマリストじゃないんだよな、俺。
ラランド・ニシダの小説、一軍の棚に入れてるし。
サイボーグ化した時マジで何か付けたほうが
貧乏に思われないんだろうけどもさ、
何を付ける? って話なんだよね。
ほら、ちょうどいいところに、例えば乳首にフックとか、
機能性重視しちゃうと何かマニアックというか、
カスタマイズ連中に目をつけられて、
めっちゃ聞かれたりしたらウザいし。
じゃあ宝石? ってなるけどさ、
宝石は見せつけ過ぎ女社長になっちゃうじゃん。
それは嫌なんだよね、もっと自然な感じでさ。
肩に盆栽でも付けるか? ちょっと攻めすぎだよな、
でも自然との調和みたいで悪くはないと思うんだ、
盆栽にタオル掛けられるし、いや、いやいや、
サイボーグ化したらタオルいらないんだった。
でも実際さ、サイボーグ化したら
どこにでもタオル掛けれるような気がするよな。
隙間にタオル差し込んだり、
絶対何か突起があるだろうからそこにタオル刺したり。
まあタオルの話はいいか、柄が気になっちゃうから。
でも実際本当はサイボーグ化した時の話よりもさ、
タオルの柄の話のほうが今の社会は実用的なんだよな。
まだサイボーグ化しないから。
でも実際炭素ゼロってマジでできるかぁ?
何か水素で何か作る微生物とかいるらしいけどさ。
代替肉つくったり、代替パスタつくったりとか、
そういう微生物がいるらしいけども、
広く実現するのはまだまだ先の話らしいぜ?
でも俺も何かそういう微生物発見したいよな、
発見したら大金持ちだからなぁ。
タオルの柄が毎日変わる微生物とか、
いやタオルにその微生物を染みこませて、
終始柄が変わる万華鏡みたいなタオルとか。
この柄は偶然なんで、って言えたらもう良いもんなぁ。
えっ? 今? 今俺が使っているタオルの柄?
まあこれだけども、ベガルタ仙台のキャラのタオルだけども。
いやベガルタ仙台のことが好きなわけじゃないんだけどさ、
いやいや、このベガッ太くんが好きなだけ、そうそう、
コイツ面白いの、ホワイトボードでトークするんだけども、
中身がサンドウィッチマン富澤かってくらい面白いんだよ、
もうさ、タオルの柄をベガッ太くんに描いてもらいたいよ。
毎日ユーモラスに描いてほしい。
そうしたらさ、今日のベガッ太くんはこれ、って言えるし。
……誰が毎日タオルの柄聞いてくるって、
あれだよ、会社の同僚だよ、
何かめっちゃ俺の持ってるモノの話を聞いてくるんだよ、
ウザいんだよね、何か女ってみんなそうなのかな?
いやでもアイツしか聞いてこないは聞いてこないけど。
……えっ? それはぁ……無いだろ、別に、
その女が俺のこと好きぃ?
ただの会話だろ、席が隣なだけだし、
つーか俺は女とかもうどうでもいいんだよ、
さっさとサイボーグ化してそういう色恋沙汰から脱出したいよ、
嫌い? いや別に嫌いじゃないけども、普通の同僚。
いや普通にサシで呑んだりするよ、誘われるから、
いやいやいや、同僚の誘いを断るのも何か違うじゃん、
一応一緒に仕事している仲間なんだからさ、
……そもそもそんな汗をかくって、そりゃ女と食事なんざ、
慣れないからさ、めっちゃ汗かくじゃん、それで言われるんだよ、
……えっ? 俺が意識してるって?
意識してるから汗をかくって?
そりゃぁ……う~ん……まあ、うん、そうか、
そうかもしれないな、うん、そうだな、
まあラランド・ニシダの小説を俺に紹介したのもさ、その女でさ、
趣味は合うからなぁ……まあ、うん、何か、ありがとな、
やっぱりオマエと話すといろいろ分かるよ、
じゃあな、また暇な時話そうぜ。
えっ? 次は結婚してるって?
そんなことはないわっ。