一人称は個性じゃない

僕の一人称は僕です。
一番しっくりくるので、僕にしています。
僕が僕と言うことは、大切なことです。
何故なら僕じゃないと僕じゃないから。
この辺は感覚の話なので、説明しづらいですね。
今までずっと”僕”と言ってきたので、僕は僕でいきます。

さて、
一人称が『僕』の人に対して何を感じるでしょうか。

落ち着いている?
優しそう?
丁寧?

いや

子供っぽい?
大人になりきれていない?
弱々しそう?

「もう食べられないよ」という寝言を言いそう?

ペロペロキャンデーを持って走り回ってそう?

お茶をこぼしただけで泣きそう?

まあ良い意見もあれば、悪い意見もありますよね。
じゃあ一人称が俺の人に対しては何を感じますか?

カッコイイ?
力強そう?
自信がありそう?

でも

ヤンチャっぽい?
逆にガキっぽい?
何だか偉そう?

嫌なことがあるとすぐ壁を殴りそう?

後輩をタバコのパシリとしてしか見てなさそう?

すぐに手柄泥棒しそう?

一長一短な感じがしますよね。
私が一人称の男性ならどうでしょうか?

知的?
余裕がありそう?
大人な雰囲気が出てそう?

でも

狙いすぎ感が出てる?
一人称を気にし過ぎてそう?
そもそも違和感を抱く?

白ひげのナイスミドルしか成立しない?

執事をしていなきゃ割が合わない?

私に変えたタイミングが絶対にあることはダサい?

なかなか難しいところもありますね。
じゃあ男性にとって一番良い一人称って何なんでしょうか。

そう、オイラですね。

現代社会でオイラという一人称を使っている人は
間違いなく、芯が強いです。
ブレない根性もあるでしょう。
負けん気も感じられます。

余談ですが、
僕はハタチ前後の時に一人称を、
意識してオイラにしていた時期があります。

半年くらい経った時でしょうか。
ついにナチュラルにオイラが出せるようになって
速攻で辞めたことがあります。
これ以上やったら戻れないぞ、という分岐点を感じたわけです。

僕が一人称をオイラになることを辞めた理由は、
大人がオイラは怖いからです。

でも怖いのは実は自分だけかもしれないというのも、あの時あって、
基本的にオイラって言うだけで、ウケるんですよね。
ただし、
めちゃくちゃナチュラルな、粒立てない『オイラ』です。
馴染みの『オイラ』はウケます。
服屋で人生最大のウケをゲットしました。
(2位は学生の頃、本屋でエロ本を買って、
 めちゃくちゃデカい声で
 「ありがとうございます!」と言った時です

でも正直ちょっと怖かったですね、
今後ずっとオイラになるかと思ったら、ゾッとしました。

まあなったところで直せるんだと思いますけども。
僕からオイラにできたんで、これは可逆だと思います。

さて、
いろいろ語りました。
じゃあ男性の一人称は結局何が良いのかという話ですが、

《《《うるせぇぇぇんだよぉぉおおおおおおおおおおお!》》》

いちいち一人称に口出してきてんじゃねぇよ!
一人称は別に個性じゃねぇんだよ!
勝手に一人称心理学、いや一人称占いしてんじゃねぇよ!
一人称くらい好きに使わせろよ!

僕は僕を使っている!
それを「子供っぽい」とか「大人なのに」とか
勝手に言ってくるんじゃねぇよ!
好きな一人称を使わせろよ!
僕は僕にとって、僕が大切な一人称なんだよ!

ただし僕が時折、自分のことを
オイラと言ってしまうことは申し訳無いと思っています。