長い自分語り

ココア共和国御中で、第2回いがらしみきお賞受賞しました。
詩のコンテストです。
まずは3月号に投稿する予定だった詩をご覧下さい。
時期がズレてしまったので、ここに掲載します。
僕は主に、家にいるぬいぐるみに詩を書いてもらう、
ぬいぐるみ詩を投稿しています。
(そんな言い方はありませんが)
そんな、ぬいぐるみのとらさんに書いてもらった詩です。

タイトル【とらハリさん】
喝だ! 喝! 冬季五輪なんて喝だ!
氷や雪の上であんな危ないことをするなんて!
自転や公転をして地球憧れか! 中止! 中止!
これの何が楽しいのかねー!
もう、ほほほほ……とらさん涙だよ。
涙ポト、で、口にきてペロ、で、しょっぱい、しょっぱい。
とらさんはもはや、とらハリさんなので、
危険なスポーツには必ず喝を出すよー、いいでしょー。
ん、サッカーのトレーニングマッチのニュース?
見てあげようじゃないか、とらハリさんはスポーツ好きだから。
……喝だ! 喝! 人間が蹴られちゃうよ! 絶対に!
わざとじゃなくても蹴っちゃうよ、これ! 喝!
これの何が楽しいのかねー!
えっ、野球のキャンプ映像? ……喝だ! 喝!
人間がいる方角にボール投げて危ない!
これの何が楽しいのかねー!
もう、ほほほほ……とらさん涙だよ。
横になって寝ながらテレビを見てても、とらさんは
涙に勢いを付けて、真横に涙を流して口に入れて、
しょっぱい、しょっぱい。
涙流したら口に入れたい。しょっぱくて美味しいから。
とらさんは塩気を無駄にする反SDGsにはならない。
何でも有効活用。とらさんは国連に加盟しているから。
葉書は来たこと無いけども、多分加盟していると思う。
お歳暮も来たこと無いけども、多分加盟していると思う。
大きい物に加盟していると気が大きくなっていいとらー。
気が大きくなると、声も大きくなって元気になるとらー。
気はある程度のサイズを所持したほうが便利とらー。
だから大きい物へ加盟がいいでしょー、いいでしょー、ほほほ。

「これ詩じゃないよ」
と思いますよね、でもこれが僕の詩で掲載された詩も大体こんな感じです。
掲載された詩は、僕の中ではココア共和国専用詩だと思っているので、
他所に掲載する気はありません。
是非ココア共和国を買って、本当かどうか確かめて見て下さい。
僕の詩が本当にこういう詩ばかりなのか、を。
電子版が安くて、他にもいっぱい詩が載っているのでお得です。

さて、まあ見ての通り僕の詩は”ボケて”いるわけですが。
明らかに”ウケ”を狙いにいっているわけですが。

いや最初は詩らしい(と思う)詩を投稿していたのですが、
自信作の落選を機にこうなりました。

やっぱりお笑いっていいですね、結構ずっとお笑いをやっています。
あくまで文章上のお笑いですが、お笑いをやっているという認識でいます。

自分のお笑いのまま賞が獲れたことは本当に嬉しいです。
自分のお笑いもちょっとずつ変化しているんだと思いますが、
今現在の自分のお笑いのままいけたのは、自信になりました。

これからも、お笑い8:2シリアス、で、いきたいと思います。
シリアスも2くらいあると、メリハリが効きますから、これでいきます。

……というわけで、



「やったぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!」
大きな賞が獲れたぁぁぁああああああああああああ!

去年は短歌で最優秀賞が獲れましたが、
今度は詩で獲れたぁぁぁあああああああああああああああ!
この調子でどんどんいけたらいいねっ!

というわけで、



「よっしゃぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!」
お笑いで! 自分のお笑いで賞が獲れたぁぁぁああああああああああ!

お笑いをずっとやっていて良かった……お笑いが傍にあって良かった……。
ネット長文に慣れ親しんでいて良かった……ありがとう、ネット長文……。

本当にネット長文には感謝しかないです。
自分のお笑いに自信が持てたのは、どう考えてもネット長文なので。

ネット長文企画の管理人様にもお礼を言いたいです。
ただDM送っちゃうと、
おめでとうの返信が欲しいだけのヤツになるので、しませんが。
でも、でもというか本当に、
管理人の方々が企画を運営して下さったおかげで、
自分の立ち位置や実力が分かりました。

いや本当にネット長文に関わったことがある方々、全員にお礼を言いたい。
あの期間が無ければ、今の僕は絶対に無いので。
今、創作はしていないだろうし。

あの時の方々と今もツイッター上で繋がっているのは嬉しいことですね。
ネット上に復帰してから新しい方々とも出会って、
ネット長文企画にもお邪魔させて頂いて。本当に有難うございます。

今後もいっぱいボケていこうと思います。
それと同時に詩もたくさん書いていこうと思います。
ココア共和国投稿用の詩だけじゃなくて、別の詩も。
お笑いの詩は勿論、真面目な詩も。そこはシリアスを使いつつ。

えっ、シリアスって使用するモノなの?

まあそこはいいとして、とにかく詩へも本格的に頑張りたいです。

詩と言えば、ネット長文には熱唱編という、詞もありましたよね。
あれも好きでしたね、詩とか詞はずっと書いていたので。
熱唱編の管理人様にも感謝しています。
多分、お笑い企画の管理人様と同一人物でしょうけども。

僕はお笑いで表舞台に立つことを諦めた人間です。
決められている言葉しか喋られないアドリブの弱い人間で、
自分の姿も醜くて嫌いです。
本当はお笑い芸人になりたかったんでしょうけども、
その気持ちでうごメモではコントを投稿していたんでしょうけども、
どんなに気持ちを重ねても、
僕は【できないほうの人間】という意識が強くて。

生大喜利は勿論、スプシ大喜利さえ、
頭が真っ白になることを危惧して参加できない。
(現にネットの3分大喜利で、結構調子が良かった時でも、
 苦手なお題が出たところで頭が真っ白になって、0票を取った

このまま【できないほう】のまま、
生きていくんだろうなと思っていました。

コンテストも最終選考で落ちたり、いやほとんどは一次で落ちるし、
賞を獲ったけども何も無かったり、所詮最終選考落ちの受賞だったり。

相方もいないのに【できないほう】の僕は、できる人を眺めるだけで。

それでも諦めることだけはしたくありませんでした。
最終的な結果はどうあれ、一度病気で死を覚悟したから。
医者からガン宣告された瞬間は、何はどうあれ気持ちはガンなんで。
その時に思った「投稿がしたい」はブレちゃいけないので。

ネット長文は勿論、コンテストにも投稿をし続けなければ、そう思って。
【できないほう】でも何かしないと。何かしたい、と。

ココア共和国御中のいがらしみきお賞の存在を知った時は嬉しかったです。
ぼのぼの好きなので、マンガを描かずに
自分の作ったモノを先生にお読み頂けるなんて、と。

20歳前後の頃は、ぼのぼのとギャグマンガ日和が大好きでした。
お笑いに対して一番熱心な時期に好きだった作品なので、先生なので、
絶対これに投稿しようと思いました。
詩を書くことも元々好きでしたし。

最初に投稿したヤツは落ちて、何かが佳作になって、また落ちて、
『コミカルなウンコがいい』は佳作で、全押韻も佳作で、
他の方々には、いがらしみきお絶賛やら秋吉久美子いいねが付いて、
自分には何も付かないで、ただの佳作で、めちゃくちゃ悔しかったです。
詩は本来比べるモノではないということも重々承知でしたが、
やっぱりただの佳作や落選の時は本当に悔しかったです。

でも、ぬいぐるみ詩を投稿し始めてから、
状況が変わってきて、初めて紙の本に載ったり、絶賛がついたり。
最終的に1年目の選考記録で、
いがらしみきお先生が名前を挙げて下さったことは本当に嬉しかったです。

そこからはずっと、ぬいぐるみ詩(本当はクッション詩)でしたね。
12回中11回佳作以上で、5回いがらしみきお絶賛が付いて、
悪くは無いんじゃないかな、と思っていました。

その間も小説コンテストでは一次落選したり、二次落選したり、
でも短歌で最優秀賞獲ったり、ネット長文で良い人数の中で優勝できたり、
ネット大喜利で本物の滑りをしたり。

そんな状況の中、
いがらしみきお賞受賞のお知らせを頂いて本当に嬉しかったです。

やっと何かが【できた】と思いました。
意外と【できるほう】じゃないか、と喜びました。

でもそれはやっぱり、ネット長文で積み重ねていたからだと思います。
これが面白いとか、これが面白くないとか、
高い評価を頂けるとやる気が出るとか、
低い評価は低い評価でやる気が出るとか。

ネット長文でも元々最下層の住人だったので、
負けてたまるかという気持ちはずっとありました。
才能ある連中を全員ぶち抜いてやるという気持ちでやっていました。

ワールドトリガーというマンガで努力する主人公に対して、先輩が、
「追いつける気でいるんだ、傲慢だね」と言うのですが、
僕は追いつくなんて言わず、
全員潰す気でいたので、そのキャラが嫌いです。

同時にワールドトリガーで、
「どんなに追い抜かれても自分の価値は消えない」
という台詞があるのですが、僕はその台詞を大切に所持しています。

いやワールドトリガー・エッセイじゃないので、この辺にしときますが、
とにかくどんなに若い才能に追い抜かれても、自分を信じて頑張りました。

いや自分を信じてはいないな。
ネット長文の時に僕のことを面白いと言ってくれた方々を信じて、ですね。
うごメモの時、僕へ
「オモロー!」というコメントを残してくれた小学生を信じて、でもある。

『僕はお笑いマニアから小学生まで笑わせられるんだ!』
という成功体験だけで、やって来ました。

そうやって来た結果、やっと結果が出せたような気がします。
本当にネット長文とうごメモの小学生(と、うごメモの大人)ありがとう。

それと同時に元気かい?
ネット長文のあの人やあの人、うごメモの小学生(と大人)よ。

やぁ、ちょっと前まで「元気かい?」と言われる立場だった僕だよ。

僕は元気さ。
僕は元気に、受賞のお知らせから受賞発表の間にも
小説コンテストで一次落選しているさ。
僕には未来(の文庫)は無い。

やっぱり編集者様から電話でアドバイスをもらった通りに、
その児童文庫レーベルでは学校が舞台じゃないとダメだね。

でも大丈夫さ、
地の文と台詞の文は5つ以上連続しないというアドバイスは、
ライトノベルでもライト文芸でもある程度は守ってるから。

実はこの文章、受賞発表前に書いているんだけども、
僕が書いた受賞の言葉はちょっと”足りなかった”みたいで、
直さないといけなくて、どんなお言葉を頂戴するのか、
内心ビクビクしているのさ。
書かないといけない文字絵本や小説を後回しにして、
こんな文章を書いているんだ。気を紛らわせるために、ね。

OK、結構全然元気じゃないぜ。

受賞取り消しになるのでは? とか思ってるぜ。

もしそうなったら、また頑張るだけですね。
一瞬でも【できた】ことを誇りに思って進んでいきたいです。

いや取り消し前提でいくな。

まあ思いついた文章をそのまま書き連ねたので支離滅裂ですが、
最後にまとめると、こう!

・受賞が嬉しい
・ネット長文ありがとう
・うごメモありがとう

こんな感じです。
最後に1つだけピックアップして、改めて書きましょう。
ピックアップするのは勿論これです!

【ネット長文ありがとう】

本当に有難うございます。
原点です。原点。
有難うございますって、貴方のことを言っているんですよ。

ネット長文企画を運営してくれた、一緒に切磋琢磨してくれた、
チャットでわちゃわちゃ会話してくれた、審査コメントを書いてくれた、
僕の企画に投稿してくれた、僕の掲示板に書き込んでくれた、
時折思い出してくれた、DMしてくれた、今も繋がってくれている、
全員に感謝。本当に。

そんなところでしょうか。
多分、受賞発表後も何か書くと思いますが、今日はこの辺で。



感謝しないと思っていた。自分は。
賞を獲っても感謝の言葉が出ないほうだと思っていた。
でも気付いたら感謝ばかり言っていた。
賞を獲ると人は感謝を言いたくなる、を、学会に提出しますね。

あと、
bigiri周りのネット大喜利も有難うございます。
いやネット大喜利を運営している方々にも感謝です。
ネットお笑い全てに感謝です。

上記と重複しますが、
これからも自分なりのお笑いをやっていこうと思います。
まずはこの文章をお読み頂き、誠に有難うございます。