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肝臓のざっくり解剖、生理

[外側の見た目]
ざっくりとですが胃の横側にありますよね。全体的に赤黒く、横に傾ければ直角三角形のような感じです。
肝臓の主な血管は肝門脈、肝動脈、肝静脈、胆管です。
外側から見たらそんな感じですかね??

[詳細な見た目]
胆汁の経路はまず肝臓で生成し、胆のう、必要に応じて、胆のうから胆道を通り、途中で膵液と交わって、十二指腸から一緒に出ます。

[機能]
肝臓で何してるところなの??僕も学校の解剖しているときそう思っていました。肝臓っていろんな機能あるんですよね。
ざっくりしちゃいます。

1、消化酵素の活性化酵素の生成,乳化
2、血糖コントロール
3、解毒機能
4、タンパク合成
5、血液のリサイクル、廃棄

大体調べたらこん感じでした。めっちゃ大事な機能しまくりですね。そんだけ体の割合にしてはでかいですからね。ちょっと余談なんですが、私は働いている病院で、ラジオ波焼灼術という肝臓ガンとかに使われる治療があるんですけど、焼灼すると、お肉の匂いがする気がするんですよね。この時に超絶レバニラ炒めを食べたい私はサイコパスなのでしょうか?超余談でした。
では、ざっくり各、説明をしていきたいと思います。

1、消化酵素活性化酵素の生成,乳化
そもそもタイトルややこしくてすいません。とりあえず膵液という消化酵素を元気にしてやるやつです。あと消化物を乳化してあげる二つの機能があります。
膵液の消化酵素の機能としては主にこいつ、万能なんです。アミラーゼ(糖分解)、トリプシン(アミノ酸分解)、リパーゼ(脂質分解)というオールラウンダータイプなんです。とりあえず万能と覚えときましょう。

次に乳化なんですけどこれだけ聞くとわからないですよね。この十二指腸にくる前の食物とかってここにくる前に胃で消化されているんです。胃ってご存知だと思うんですけど消化する際に胃酸を分泌するんです。この時に1.0~2.0の強酸になっているんです。胃がなぜ溶けないかっていの内膜細胞が自身が溶けないように粘液を出して、溶けないんです。でも、その粘液を出す細胞がない場所に行ったらどうするか??私たちの胃から後の小腸、大腸は酸でズルズルになりますよね。
その時に登場するのが、胆汁さん!お気づきかもしれませんが、胆汁の「乳化」はP Hを中和するための「乳化」という意味なんです。この胆汁によってP Hが酸性から中性に変わってくれるので小腸とかが傷つかないんですね!

→ちょい余談
後、僕が疑問に思っていた点なんですが、胆のうに胆汁溜めなくても、肝臓から直接出せないの??って思っていました。
でも理由があるみたいで、食物が通った時に肝臓から一気に胆汁を生成するのってスピード的に無理らしいんです。なので、胆のうというポケットに貯めているみたいです。
胆嚢に溜める時の胆汁って結構濃縮されて貯蔵されているみたいです。これはカルピス原液的な理由らしくて「濃いやつ作っとけばいっぱい貯蔵戦でええやん」って発想らしいです。

2、血糖コントロール
肝臓にはグルコースを生成する機能があります。まず口から食物を食べ、胃を通り小腸までいきます。小腸に着いたら小腸の壁細胞が必要な栄養素を吸収します。その際にグルコースも吸収します。門脈まで到達した肝臓は余剰なグルコースはグリコーゲンという名前に変わり、肝臓に生成されます。なぜグリコーゲンになるの?と思うのですが、貯蔵するという面で見ればグリコーゲンという形の方が貯蔵しやすいみたいです。必要な場合はブドウ糖として血中に放出します。

3、解毒機能
食物などの添加物、自然界の毒性物質、薬品などを体に害のないように分解してくれる機能があります。1度ですが病院で急性アルコール中毒の患者を透析したのを覚えています。肝機能が照化しているため血中の有害物質を透析で抜こうとしてました。アルコール中毒って怖いですね、、、


4、タンパク合成
現在、学生の方なら生化学?とかで解糖系、糖新生とか聞いたことありませんか?名前の通り「糖」を「新」しく「生」むです。
では何から生むかというと、アミノ酸から生成します。

5.血液のリサイクル、廃棄
よく聞くビリルビンとか鉄分のリサイクルですね。ビリルビンは胆汁で使われ、鉄分赤血球がまた新しく生成する際に使われます。

すごいざっくりとまとめてみました!勉強不足なのがわかりますね、、他にも色々とアップしていくのでご覧ください〜  ではっ!