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如月千早について(ミニコラム)

如月千早を再発見した(クソオタク)。
アイドルマスターの人たちはいつ振り返っても年を取らない…俺だけが年を取り続ける。
尾崎豊もずっと26歳の輝きで停滞したままだ…。

思いつくところから、書きたいから書く。
直近から振り返ろう。俺は無職を精神疾患をぶら下げて生きていた。
何も見えないが、何もせずにはいられないから転職活動を始めた。
周りからは何か言われたわけじゃないが、生きるためにわかりやすい人参が欲しかった。
俺はきっとまともにやれるはずさと、口ずさみながら、そういうサービスを梯子し続けた。
その頃は、何も聞かずに道を歩いていると、不安がちょっかいを出し続けてきた。
知らないうちに僕はそれに飲まれている。
それが嫌だから、耳からずっと情報を摂取した。
それがある時期はポケモンで、デュエルマスターズで、ガンダムで、野球で、哲学で、ある時期にアイドルマスターだった。
今思い返せば、これらは過去の僕における安全なイメージなんだ。
僕は僕であり続けるために、僕だったものにすがるしかなかったんだ。

8月上旬だったか。なんとなくYouTubeで「アイドルマスターメドレー」と検索した。
曲をただ聞いた。随分と懐かしい気持ちになった。
僕がアイドルマスターが好きだったのは、高校2年生ぐらいのころだったか。
PSPでアイドルマスターSPというゲームをずっとやっていた。
しばらくすると、アニメでアイドルマスターが始まった。
僕はPreStarというアイマスの声優がデビュー初期にしていた番組を、ネットで漁って視聴していたクソオタクだった。
東に一番くじがあればフィギュアを集めて、西にウエハースがあれば箱買いして、南にアニメイトでグッズがあれば買い、北にコンビニでコラボすれば買いに行った。
大学2年生になるころには、シンデレラガールズがアニメ化して、765プロのみんなをスクリーンで視聴した。

その頃ぐらいになるとデレマスのキャラの動画やコンテンツは見ていたんだけど、765プロのみんなは見なくなっていた。
まあ、その頃のアイマスのキャラは全員マジックザギャザリングをしていたんだけど(トリコロールオタク)

そんなことを思い出すのだけれど、僕はただアイドルマスターの曲を暫くただ聞いていた。
今でも覚えている。自転車でプールに行って、IKEAで電球を買った帰りだ。
耳からは高槻やよいの「キラメキラリ」が流れて来る。
昔はちょっとオタクテイストすぎて毛嫌いしていた所もあったが、これも何となく聞いた。
耳から「わたしはわたしがだいすき」と聞こえて、「わたしをわたしとよびたい」と聞こえる。「フレーフレー頑張れ、さあいこう」と。
無性に涙が止まらなくなった。
よくわからないけど。
まあ、自分を無暗に否定することになんだか疲れてきたよ。
「キラメキラリ」と「スマイル体操」は毎日出勤するときに聞いている。
一時期は、ずっと高槻やよいの曲を聞いていた。
高槻やよいの歌声しか摂取できない栄養素があるのだ(クソオタク)

昔は如月千早が一番好きだった。
PreStarを見るぐらいだからそういうオタクなんだけど、彼女の楽曲を無限(限りなく大きい有限回)に聞いていた。
高槻やよいの楽曲を聞いた後に何となく、千早の曲も聞いてみた。
なんか違うというか、心に来ないというか、合わなかった。
もちろん、懐かしい気持ちになるんだけど、少し違った。
だから、しばらく放っておいた。

昨日、よみぃというユーチューバーの動画を見た。
彼の動画は昔から好きだったからよく見ていた。
なんと彼が、如月千早とコラボするというではないか。オタクの鏡である。
久々に如月千早を見た。年を取っていなかった。

昔はよくわからずに聞いていた「約束」や「眠り姫」が何となくわかる。
彼女もまた、「歌う」ことで人生を生きていく人なんだろう。

振り返れば、昔あんなに買ったアイマスグッズは、いつかの僕が捨ててしまっていた。残念だ。
それでも、一番くじで手に入れた如月千早と高槻やよいのフィギュアだけは辛うじて残っていた。
俺の風船はずっと近くに居続けている。

『カーテンを開いて くちなしの香りの 優しさに包まれたなら 目にうつる全てのことはメッセージ』なんだ。
さて、今日もどう生きていこう。

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