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【シャニマス】スノードーム・シンドロームから果穂を考える

1.はじめに

この記事は2022/12/20に実装された【スノードーム・シンドローム】小宮果穂から果穂のことを考える記事です。ネタバレ満載となっておりますので、次の項目からの閲覧の際はご注意ください。

2.第一印象

まず今回のコミュおよびイラストを私視点で解釈します。

果穂は―

薄暗いトンネルの中にいる。トンネルの中から見える外の光は明るく見える。外に出たい気持ちもあるけれど、外は寒いかもしれない。トンネルの中は意外と暖かくてこのままでいたい気持ちもある。背が高く、トンネルに頭をぶつけそうだ。もうすぐ外に出なければならないだろう。

【スノードーム・シンドローム】小宮果穂

3.子どもと大人、今と未来

2項で書いた私の解釈は、そのまま子どもから大人、今から未来という概念に対する果穂の心象風景。そんなふうに私は読み取りました。

私の思う果穂の長所を一つ挙げます。それは「自分は子ども」だと自覚していることです。だからこそ大人への憧れを持ち、彼女の成長への原動力となります。

「落ちないよ、これ」より抜粋

しかし、子どもと大人の境目とは曖昧なもの。果穂は今、なに?今いるところは、どこ?それを表現したものが今回のイラストなのかなと私は考えました。

このあたりの考えは以前に別記事にまとめました。もしお時間あればこちらもどうぞ。

4.「あなた」は今、どこ?

さらに今回のコミュから考えを進めていきます。

未来を願いながら未来を恐れ、
心の中でこのままでいたいと願い、
時間が止まればいいとさえ思う。

これは誰でしょう?
私の思うその人物は、シャニマスのプロデューサーです。

「ロング・ログ・エンドロール」

今回、Pもコミュの中でトンネルの中に入りましたよね。これは果穂の気持ちに寄り添う、同じ目線に立つ、という大人として理想の行動のように見えます。

しかし、シナリオイベント「ロング・ログ・エンドロール」であったようにPの内面には「このままでいたい」という心理も存在します。

この記事の2項に書いた「果穂は―」ってところ、「プロデューサーは―」に置き換えて読んでみるのも一興かなと思います。果穂とプロデューサーは子どもと大人、たしかにそうでしょうが、そこに明確な境目はないのだろう、と。

5.あたたかくしてね

さて、そろそろこの記事を終わりにしようと思います。どうしても書いておきたいことがあと一つあります。

今回のコミュ、果穂のお母さんからPへ電話をしていますよね。最近少し帰りが遅いって。それでは今回の果穂の私服を見てみましょう。

果穂の私服

すごくあったかそう!果穂のお母さんが「最近寒くなってきたから」と言っていつもより厚着させている光景が目に浮かびます。これならちょっと寄り道したぐらいで風邪を引くことはなさそうだ。

今回のコミュはトンネルの外へ出る果穂に、果穂の好きにしてほしい。でも風邪は引いてほしくない。そんな大人からの願いが込められているのかな、と。

あぁ、サンルーフに近いかもしれない。

果穂を導く車の運転手として、車の中で窮屈な思いをしてほしくない。車の中から空が見えるようにって大人の願いを込めたもの。

これも以前に別記事として書きました。

結局、トンネルの外では果穂の好きにするしかないけれど、果穂にもふもふのマフラーを用意したり、トンネルの外へ一緒に出たりすることはできる。

「そこ」が少し怖いところでも、一緒にいてくれる人がいたら少しは安心できる。

果穂から見てもそうだし、
Pから見ても、きっとそうだ。

一緒にいれば、あったかい。
そんなコミュだったかもしれません。

では、また。

一緒に出よう

もし絆創膏についての見解が見たい方はこちらの記事へどうぞ。ちょっとした続きです。


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