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周りの仲間が「今の時代は合宿!」と言い始めたわけ


おはようございます!
東京の本店と言われる書店にも平置きされていることがわかり、雨の中、喜びの舞を踊ったヒミツキチ森学園のあおです。

おかげさまで多くの方に手に取っていただけています。

昨日は日本人学校から久々に帰国した、かつての後輩と飲み明かしました。


さて、今日は「今の時代にあった先生の学びとは」について話します。


ブロックアワーのような合宿を


今、ボクの周りでは、空前の合宿ブームが起こっている。
信頼のおける仲間たちは、「今の時代は合宿だ!」と、口を揃えて叫んでいる。
#たぶん

コロナ禍を終えて、再会の価値が爆上がりしているというのは、どこかのnoteに書いた。
#たぶん

単純にオンラインがオフラインに切り替わるかというと、そう簡単なことではない。
全国津々浦々、離れていてもすぐにつながって話ができる、ミーティングができる、オンラインのありがたさは絶対にこれからも必要になる。
ヒミツキチの子も、体調や状況によって、オンラインを選択している。


オンラインだったものを直接リアルの会場で!が次の時代の解では無いというのが、ボクの周りの友人たちの共通理解だ。

ここで一旦、オフライン(対面)での学びのメリットを並べてみる。

  1. お土産がある

  2. 仲間ができる

  3. 深い学びがある

これらを満たすのが、オフラインのコミュニティのいい点だったはず。
オンラインが「とりあえずつながって何が生まれるか見ていきましょう。」というとりあえずの繋がりと相性がいいのに対し、オフラインの学びは、「とりあえずつながりましょう!」だけだと、イエーイと騒いで、楽しい空間を共有して終わってしまうのだ。

コロナ禍があったから、今はそれでいいと錯覚している。
問題なのはまさしくここで、3つ目の「深い学びがある」がすっぽり抜けている場がそう少なくないという事実だ。

そこで合宿なんだろう。
みんなで一つのものを練り上げるという昭和的な合宿よりかは、みんながそれぞれ個別のことをやっている、そして周りの人とゆるーくつながっているような空間が求められている。

もうちょっと解像度を上げてみる。
例えばボクはヒミツキチの課題(例えば、漢字練習をどうするのか)に向き合って考えている横では、隣町にある他のオルタナティブスクールのメンバーが、違う課題に取り組んでいる。

「誰か、漢字練習のこと考えません?」
って問いかけると、
「いいねー!ちょうど考えたかったのよ」
ってわらわらと集まってくる。
「混ぜて混ぜてー」
と一緒に学ぶ人がぽつりぽつりと反応していく、そんな感じの合宿だ。

まさしく、ヒミツキチでのブロックアワー(自立学習)そのもの。

そうやって、一緒にご飯を食べたり、飲んだり、遊んだりしながら、2日間ぐらいを過ごす。
そんなゆるく、でも熱い手触り感のある合宿が必要とされているのではないだろうか。


発酵する学び


最近では発酵が面白く、発酵について日々学び続けている。
いきなりキムチを漬け出したりはしないが、あくまで知識として発酵を理解しようとしている。
#妻は発酵物が嫌い


その後、実際にキムチやら味噌やら、麹につけた魚などをいただく、身体が喜んでいるのがわかる。
#妻は喜んではいない

そんな流れで、自分の身体で実験をしている。
1番のおすすめはこちら。


実際に、ボクも鳥取と岡山の県境にあるこのパン屋に足を運んだことがある。
そこには、ホンモノのパンがあった。
読んだ知識と、味わったパンの「感覚」が結びついて、新たな感動が生まれた瞬間だった。


話を学びにもどそう。
学びも発酵するのではないか。最近、ボクが1つの仮説として持っていることだ。

面白いもので、1年前に紹介された人と、Facebookで友達申請だけしていながら、その後連絡を取り合わない。1年後に自分が学んでいたことと、その人の接点が見えて、連絡をすぐにとり、
「ちょっと話しましょう!」
みたいなことが最近やたら起こるのだ。

外で得た学びは、ある程度の期間、自分の中で発酵を繰り返す。
必要な学びはそこで精査されて残るが、不要なものは捨てられる。
そこに他の触媒がやってきて、新たな、発酵を始める。
そうやって学んだことは、体の中に残っていながら、新しい何かを外で生み出していく。

だからこそ、
「1回のセミナーを受けて学んだ気になってしまうからあまり意味がない」

「本を読むことにどんな価値があるのか」
という人に出会うと残念な気持ちになるのだ。

発酵期間を加味せず、すぐに起こる効果にばっか期待していることを残念に思わずを得ない。

学びは発酵している。
不要な学びはない。


発酵する学びが進むためには



そろそろ着地点を見つけたい。

発酵する学びにおいて大事になってくるのが、

  • 学びがゆるく続いていく環境

  • 発酵が始まる人との出会い

の2点だと思う。

ゆるく続いていく環境では、やめないこと
自分が学び続けることに価値を見出し、その学びを止めないことだ。
コミュニティに属していることは、その可能性を下げる1つの方法だ。
ボクのやる気がなくなった時にも、続いているコミュニティが存在してくれているのは、「立ち戻れる場所」がある安心感につながる。

ボクはそれをいくつかの学びのコミュニティで実感している。


もう一つは、発酵が始まる人との出会いだ。

これもコミュニティがあることが大事になる。
自分が複数のコミュニティに属していれば、そのコミュニティ同士を越境して、人が行き来し始める。すると、発酵の可能性が上がっていく。
コミュニティを作っていれば、コミュニティ外の人に出会う可能性が上がっていく。人が人を紹介してくれるのだ。

ボクの学びはそうやってコミュニティの中の人との繋がりから生まれている。

  • 学習する学校の学び

  • 英語に対する学び

  • ビジネスに関する学び

全て濃厚なものだが、発酵を手助けしてくれる人に出会えていることが大きい
そしてボクも誰かの発酵を促進できてたら、なおのこと嬉しい。


そうやって、学びが続いていく「意味」を合宿は見出しやすい。
合宿に向かっていくプロセスそのものが、学びが続いていく要素になるから。

そして合宿で生まれる濃いつながりは、また新たな人を呼んできて、より深い発酵を生み出していく。
#深い発酵って何


だからこそ、「合宿」なんだ。
合宿しかない。

それがボクの周りがみんな合宿だと叫んでいる理由なのだと思う。



今日も読んでいただきありがとうございました。
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