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大人が混ざり本気で対話する空間

おはようございます。
ウルフルズは神だなぁと再認識したヒミツキチ森学園のあおです。
#昨日はここに参戦
#YAMABIKOFES2024


ちなみに、最近よくnoteが読んでもらえているようです。独り言のように呟いているこの記事に読者がつくというのは珍しい現象だと思っています。
#ありがとうございます

ボクの中でブログは作品。読書を意識しています。
それに対してnoteは独り言。構成も考えずに書き始め、書きながら着地点を決める。
20分で2000字が大体の目安。書く力を落とさないためのトレーニングだと思っています。
そんなnoteにお付き合いくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。


さて、今日は「大人が混ざり対話する」というお話をさせてください。
対話も混ざるも本当に大好物です。
では本編をどうぞー


混ざっての本気の対話


先日、ラーニングプロジェクトの中間発表会があった。

今は「技術と縁の巡り合い」がテーマで、ドキュメンタリー作りをしている。自分たちの学園の良さが伝わるドキュメンタリーを作ること。
それだけではなく、他の団体や地域の取り組みと一緒に撮影することで、一緒に写った相手のご縁も広げていくことが、子どもたちが願っている「ビジョン」だ。

そのために、「日常編」「ご縁編」の2パターンのドキュメンタリーを制作している。
日本中を飛び回りドキュメンタリーを制作しているプロの方に「いちにち先生」でオンラインで教えていただき、つくることに徹底的に取り組んでいる。

そんな中、中間発表会があった。

常々思うのは、「子どもが発表して、親がフィードバックをする」という直線同士の矢印だと、発表は意味を見つけにくいということ。
子どもは緊張してしまうし、親は我が子や他の子へのフィードバックには、忖度が入ることが多い。

でも、子ども、子どもが作った「ドキュメンタリー」、親チーム(保護者)という3者の矢印になると、発表のフィードバックは活発になるし、意味が見出されることが多い。

「子どもたちと親とで、一緒に作品をよくしていく」という建て付けになるからだ。
3つなのか4つなのか、この辺のデザインはボクにとっては面白いこと。
詳しくはVoicyにて。



ドキュメンタリー作品に対して、この日の親チームが本気でフィードバックをしてくれているのがわかった。
意見やアイディアを言う目が血走っている(笑)
それぐらい親も本気になっているということ。そして子どもの作品に力があるということ

  • 撮影者と編集者が違うことで、コミュニケーションが必要なこと

  • テロップを使わずに何をしているのか伝えたい子どもたちの想い

  • 紹介動画ではなくて、ドキュメンタリーになっていくために

この辺りのことを親が熱弁してくれた。


そして子どもたちはそれぞれのチームで、発表の午後、今後やるべきことを切り分けて発表していた。



eboardの方々が来校


先週のことだが、eboardというオンラインツールを作成している代表の方、エンジニアの方が、ヒミツキチに来てくれた。


ボクらは開校当初から、このNPO法人eboardが作っているツールで学んでいる。
特に算数(かずと呼んでいる)については、eboardがメインとなっていて、日頃からたくさんお世話になっているのだ。
#ありがとうございます

Eboardの方は子どもたちの使い方をチェックしながら、午前中いっぱい見学してくださった。

その最後の30分ぐらいで、海クラス(4・5年生)の子どもたちと、座談会を行なった。
eboardについて語り合う座談会だ。


代表の方からの子どもたちへの質問がたっぷりと。
それに子どもたちが答えていく。
その言葉がとても示唆に富んでいて、びっくりするほどだ。


後半は、eboardにこんな機能があったらいいな!を提案させてもらった。ボクからもいくつかあげたけど、子どもたちの想いや熱量がのった意見はすごいものだった。

代表の方への仕事観を聞く質問も見られ、本当にこの場がひらけたことが嬉しかった。



大人と子どもが本気になる要素


ボクは兼ねてから、こういう空間が作りたかった。
大人と子どもが本気で対話している場だ。

大人が聞いてあげる、話してあげるという、なんかモードが違うものではなくて、熱く語っている情景だ

お互いへの尊敬の気持ちがあり、場にリスペクトを置きながら、でも内容については、子ども大人関係なく語り合っている。

お互いにそうすることで、良いものができることも知っている感じ。
だから忖度なく意見が飛び交う。

では、こういう空間が生まれている要素について、ちょっと紐解いてみようと思う。

  • 普段の言葉の奥を読む対話

  • 価値がある振り返り

  • 答えのないものに取り組む時間

の3つが挙げられる。

1つ目は、日常の対話のあり方だ。

ボクらは朝も、授業中も、帰りも常にサークルがある。連絡だけじゃない
対話をするサークルがあることがすごく大事だ。
その中で、相手の言葉の奥にあることをどれだけ掴もうとしているかもおそらく重要な要素になる。そうやって相手の言葉から、奥にあるものから、人を理解しようとすることが何よりも大事だと思う。

言葉の奥に想いを馳せられる人が増えていて、信頼が生まれて、場が温まってくる
時間はかかるけど、すごく大事なことだ。

次に価値がある振り返りだ。

ボクも、振り返りをいつも促している。
ただ書くだけじゃなくて、「それって自分のために書いている?」は常に問いかけるようにしている。誰かに提出して終わりじゃなくて、本当に自分のためになっているか、そうならない振り返りは時間の無駄だ。

振り返りの仕方も書くじゃなくて、多様にしていく。
対話する、描く、いろんな活動の中で自然と促されるようにデザインしていく。
あなたの教室の中は価値がある振り返りで溢れているだろうか。

最後に、答えのないものに取り組む時間だ。
答えがあるものだけをやっている、ほとんど塾で先取りしている学習内容を初めて聞くふうにやっている…
そんなことはないだろうか。

ボクは答えのないものに取り組んでいく時間こそ、子どもたちの思考を育てていくと考える。
大人も子どもも、学び方は一緒。そうやって、思考や考えの質が変わっていくのを感じる。
思考だけじゃなくて、感覚が感情が、ちゃんと動くことを大事にしたい。


そんな対話が生まれている学園…もしよかったら足を運んでみてほしい。

最近では、見学だけではなくて、グループリーダーを体験する「実習」についても好評だ。



今日も読んでいただきありがとうございました。
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