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53 金曜note後記

 皆さま、毎週拙文をお読み頂きありがとうございます。昨年の3月に思い付きで始めた金曜noteも、早いもので1年が経ちました。ここまで続けてこられたのも、毎回いいねやコメントで応援して下さった皆様のお陰です。この場をお借りして御礼申し上げます。特にスタート当初、力強く背中を押して下さった方々にはとても励まされました。エールの力ってすごいですね。
 以前「18 金曜noteのこと」に書いた通り、ここに掲載してきた文章は、還暦記念として整理した過去のデータを、毎週金曜日に一つずつアップしてきたものです。深い考えもなしに1年位続けられるかなと思って始めましたが、すぐに使えるネタが半年分位しかないことに気付きました。それからは、ありネタの隙間を必死で埋めながら、どうにか1年繋いできたという感じです。苦し紛れの一文が意外な好評を頂いたり、というようなうれしい誤算もありました。
 自分の来し方にダーツを投げるように、思いつくまま子供と大人の時間を行ったり来たりしてきましたが、確か「さようなら、ギャングたち」に ”物語が今に追いついてしまったのでこれで終わりです“ みたいのがあったように、金曜noteも概ね今に辿り着いたようです。源氏にあやかって54回までとも思いましたが、もう一つ書こうと思ったことがまだ上手く書けませんでした。震災の時、これは千年単位の出来事だなと思って、千年前っていつだよ?と考えて源氏物語を読み直しました。後日、古川日出男さんが同じことをされたと知ってうれしく思ったことを覚えています。たぶん読み返すべきは平家物語の方だったのですが、当時平家はちょっとキツ過ぎました。
 普通なら、2年目に向けてこれからもよろしくお願いします!というところですが、残念ながら作文能力がすこぶる低く、続ける材料がありません。何しろ、60年もかけてこの程度なので。結局、人は自分の井戸からしか水は汲めないし、私の井戸は存外浅いことを改めて痛感しました。
 始めた頃は手紙を瓶に詰めて海に流すような思いでしたが、続ける中で少しずつ読んで頂ける方が増え、手応えと喜びを感じることが出来た一年でした。同時に、様々な思いを日々綴っておられるnoterの皆さまと繋がれたことや、こうしたことが出来る環境を提供して下さっているnoteさんにも感謝の気持ちをお伝えしたいです。
 そういう訳で、金曜noteは今回で一応完結ということにさせて頂きます。なんだかちょっと大げさですが、来週になったらシレっと何か別のことを書いてるかもしれません。その時は、アハハと笑って、よろしかったらまたお付き合いください。
 それではとりあえず一区切りということで、皆さま本当にありがとうございました!
 PS.  あ、もし金曜の読みものがなくてさみしいなと思ってくださる方がいらっしゃったら、連載最初の方を是非。ほら、アルバムでもファーストの良さってあるじゃないですか。特にNo.1~4はノータグでアップしたので、いいねも少なくてレア感が…って、最後は宣伝かい😂

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