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ビッグマック指数で「円安」を考える
けさ、この画像をツイートをしました。(まだ「X」とか「ポスト」という表現がしっくりきません…)
【ツイート本文】
世界のビッグマックの価格を比べるBig Mac index。英The Economist誌が先週、最新版を公表したので主要10通貨の円換算をグラフにしてみました。首位のスイスは1100円。直近で円安が進んでいるので、さらに差は開いていそうです。外国人の目に「日本は安い」と映るのもう
【そもそも解説】米インフレ鎮静化
「米インフレ鎮静化」――。この半年あまりでよく聞いたかもしれません。
昨晩、米PCE物価が発表され、その傾向が確認できました。
でも、物価指標の記事って、「市場予想より0.1%低い」とか「中古車が…」とか、なんだか細かい解説が多くありませんか。
エコノミストならさておき、一般読者にとって、発表された数字の細か~いことを伝えられても、あまりピンとこないと思います。何より1週間後にはスッカリ忘れ
債券入門⑥ 米株vs米国債 利回りが接近
まずは米2年物国債の利回りのチャートです
この2年、「0%→5%」と記録的な急上昇です。
金利の絶対値も過去20年でほぼ最高の水準です。
金利と聞いても、「なんだか小難しそう…」と思う人が大半だと思います。
でも最近、投資の初心者の間でも関心が高まっているんですよね。
理由はたぶん2つです
理由① 株や為替への影響が大きいから
理由② 金利が高い…ってことは魅力的な投資先なんじゃない?
「マイナス金利政策」ってそもそも?
先週土曜の読売新聞の報道を機に、日銀の「マイナス金利政策」が年内に解除されるかもとの思惑が広がりましたね。
この1年ほどで、イールドカーブ・コントロール(YCC)はいろんなところで話題となり、noteでもたくさん解説してきました。ただ、「マイナス金利政策」の修正はもう一歩先の話題なので、YCCほど注目されませんでした。
ここへきて、YCCのステージを越えて、マイナス金利に関心が及んできたという
債券投資入門⑤ 後藤の運用事例で考える
「債券投資入門」、引き続き好評です。各地のオフ会でも、いい反響をたくさんいただきました
で、私自身、個人の余裕資産をこの数カ月でそこそこ「米国株」→「米債券」に移しました。
決して、投資推奨というわけではありませんが、その判断理由を事例としてお伝えすることで、債券投資をイメージしやすいかなと思いました。
9/3時点の後藤個人の余裕資産(個人の証券口座にある資産)のポートフォリオの内訳と、ここ
ニュース解説 日本株 手数料ゼロに
新しいシリーズをつくってみました。
「経済ニュース サクッと解説」
そんなの前からあったのでは?…といわれそうです。
これまでは取り上げるトピックが「ジャクソンホール」とか「NVIDIA決算」とか「米国債格下げ」とか、マーケットで注目されるテーマが中心だったんですよね。
ただ、最近は「ビッグモーター問題」とか、「西武池袋本店スト」とか、マーケット全体への影響は小さくても、国民的に関心を集める
債券投資入門④ 株価と金利の関係は?
「債券投資入門」、各方面から好評いただいています。③から少し日にちがたってしまいましたが、今日は「株価と金利の関係は?」です。
みなさん、金利が上がると株価はどうなると思いますか?
昨日のNY市場は「金利低下→株高」でした。この1-2年は「金利上昇&株安」「金利低下&株高」の印象が強いかもしれません。
でも、金利も株価も上がることだってあります。
一筋縄ではつかみづらい株価と金利の関係を、
債券投資入門③ そもそも長期金利って?
「債券投資入門」。おかげさまですごく好評です。
そうこうしているうちに、アメリカの長期金利がまた上がりはじめ、ここ数日は株安や円安・ドル高要因になっています。
せっかくなので「債券投資入門」を当初予定より拡大しようと思います。
今回は「米長期金利ってそもそも?」。
このトピックは1年ほど前にもnoteで扱っています。それを読んでもらってもいいのですが、具体例やエピソードが当時のものなので、
債券投資入門② 外国債券 どこで買う?
先日の「よくわかる債券投資入門①」、「スキ(いいね)」が2000近くもつき、この1-2カ月でトップでした。
アンケートやオフ会の反応で「債券」への興味が高そうだったので、試しに書いてみましたが、こんなに反響があるとは思いませんでした。
アメリカの短期金利が5%を超えているのが大きいようです。
通貨の分散が大切という意識が国民に広がり、ドルを持つ人が増えています。ただ、米国株ばかりだと値下がり
よくわかる 債券投資入門①
2日前にnoteのコアメンバーに「次の中で関心の高いものは?」とアンケートをとりました。
750人あまり回答結果がこちら。
「米国株」や「日本株」が多いのは想定通りでしたが、次の「金利・債券」の多さが意外でした。「為替・FX」より多くなっています。
ここ数年、金利が世界の株価を左右することが急増したのが一因かと思います。
もう一つ、日本の個人の投資対象としても関心を集めていると思います。
日銀入門④ どうやって金利を操作?
金曜にBloombergが「日銀は現時点でYCCの副作用に金融に対応する必要性は乏しいとみている」と報じました。一方、きのう読売新聞は「長期金利上限 議論へ 大規模緩和は継続」と報道。トーンもいろいろですね。
日銀会合は7/28(金)。月曜以降も報道や思惑、いろいろあって、マーケットの話題の中心となりそうです。👇金曜に「観測報道の向き合い方」をまとめていますので、まだの方はこちらもどうぞ。
【日銀入門③】2%物価目標のそもそも
日本の値上げがなかなか収まりません。日銀の金融緩和修正観測は会合ごとに盛り上がりそうな雰囲気でもあります。
ただ、1週間後どうなるかということばかりに振らされるのではなく、もう少し大局観をもって、経済や金融政策をみる視点も大切だと思います。
今回は秋に出版予定の本の原稿の一部も使いながら、わかりやすくお伝えできればと思います。
◆ まず、なぜ「物価安定」が必要?
【日銀入門②】昨年のYCC修正を振り返る
7/28の日銀・金融政策決定会合に向け、「日銀入門」を連載しています。昨日の初回は「YCCのそもそも」。きょうは昨年12月の「サプライズYCC修正」を振り返りながら、今後の注意点を整理します。
前回をまだお読みでない方はこちらから👇
昨年12月の「サプライズYCC修正」を覚えている方は多いと思います。
でも半年以上たつと、細かいことは忘れますよね。しかも、いろいろややこしい解説がありました
【日銀入門#1】「YCC」ってそもそも?
7/28の日銀・金融政策決定会合で、YCC修正の思惑が広がっています。
そして、さらなる金融政策の正常化も今後、議論が深まっていく可能性があります。そうなると、株価や為替を大きく左右します。
でも、YCCに限らず、マイナス金利やETF購入など、日銀の金融政策はなにかと複雑。昨年もnoteでいろいろ解説してきましたが、いま抑えておきたい大事なポイントを改めて整理しようと思います。
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