入院天鳳サンマ日記 麻雀で最も重要な物
暇だ。暇すぎる。俺が経営している雀荘Quasarのカメラを見るとみんな楽しそうに麻雀をしている。
ずるい。足が折れているというだけで、体はとても元気なのに、どうして病院にいなきゃいけないんだ。出せ…出してくれ…ここからだしてくれええええええ
だが俺にも麻雀がある。ネット麻雀が無ければ今頃発狂しながら脱走していたことだろう。
麻雀をやるにあたって一番大切な物が何かわかるだろうか？牌効率？押し引き？いや、違う。今日はその大切な物をお伝えしよう。
北を抜かれたせいで流せない。こんなの真面目にやっても意味が無いので5p切り。国士かホンイツ。
南が出たのでもちろんポン。
ソウズと字牌をかき集めてたらまあまあの一向聴。そこに親リーチだ。
字牌を切ってたらなんとテンパイ。待ちは7p単騎か3s単騎。6sが切れてて、3sは通りそう。だけど打点が低すぎるので7pを勝負
この世の終わり。親の2北に行っちゃいかんだろ。ヌル過ぎる。
だが、配牌で3北を入れ
4枚目も引き
白を重ね
すぐに鳴ける。
リーチが来たけど、赤5pを頼りにポンして打3p切り。
すぐに6pが鳴けた。大切な家族が銃口を突き付けられて
『おい、おまえの家族の命が惜しければ降りろ！』
と言われても全ツである。
こんなものはもちろんカンである。自分の打点が十分に高いのでむやみに相手の打点を上げる可能性があるアクションは憚られるだろう。だがよく見てほしい。こちらは5役だ。つまり1つ乗れば跳満になるし、ツモの抽選も受けることができる。クラス全員に止められてもカンである。
当然の嶺上開花。跳満である。
完全な腕でもぎ取った親番。北が2枚ある。
カンチャンを引き
發が鳴けた。
テンパイし
ドラの9pを重ね
リーチの安牌3sを切って両面変化。
3枚目の北を抜き
嶺上開花。で8000オール。
配牌で南槓子。とりあえず白を切る人もいるだろうがツモ番がもったいない。もちろんカンである。
もちろんカンチャンから入り両面リーチ。
聴牌打牌を捕らえていく。
続いて2本場。字牌を切ってたらこうなった。ピンズの場況がいいのでソウズホンイツは諦め、打7sで36pくっつきの一向聴に構える。
なんということでしょう。何故か単騎待ちで聴牌。ここは6pを切ってソウズ引きか、3pにくっつくまでダマテンに構えよう。
あろうことか手が滑った。この汚い牌姿をみてくれ。麻雀を冒涜している。いくら場況が良いとはいえドラ3p単騎なんてそうそう出るわけが
出た。
南場になりとてもいいテンパイを入れる。
なんかトップ目が出してくれた。
36sがめっちゃ見えているけど関係ない。リーチだ。
なんか上家がたくさん点棒くれる。東1に24000あげたお礼かな？
そのまま何事もなくトップを取れた。
この半荘を見て皆さんはこう思ったはずである。
運だけじゃん
と。
そうである。運だけなのである。
麻雀に最も大切な物。それは
運
なのである。
運なんてどうしようもないじゃないか。そう思う人もいるだろう。
それは違う。
運は育てることができるのだ。
この本を紹介しよう。
Mリーグ解説でおなじみの土田先生である。生涯をささげ運の研究をし運の境地に辿り着いたという一冊である。
この本は中身を読まなくてよい。目次だけ読めば大体理解できるという優れものである。さらに、読み終われば鍋敷きに使え、SDGsにも配慮されている。
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